読書

読書レビュー:『危機の読書』(佐藤優)

ウクライナ侵攻に関する報道については、確かに日本も欧米諸国もロシアが悪い一辺倒になっている気はしている。 もちろん攻撃する側に問題があるのだが、それでも相手方がどういう論理で考えているかといったことも知る必要がある。 結局ある側面から切り取ったものしか物事を伝えることはできないし、それが事実がどうかもよくわからない。そういうなかで様々な人が自分で発信するメディアを持ち、その影響力が増大してきており、より訳がわからなくなっていく。 対談のなかでも「人は見たいモノだけを見て、聞きたいモノだけを聞きますからね」と出てきているが、自分の欲する情報だけを見聞きする環境に身を置くことは容易になっているので、この傾向は今後も続くであろう。 何かを信じ、ある前提に立ったうえでしか生活を送ることができないし、「順応の気構え」が生じるのは避けがたい。 しかしながら、そういった状況でもなるべく「自分で考える」という機会を増やしていこうとすることの重要性がさらに増してくるように感じる。 言うは易く行うは難しではあるが。
Apple製品

買ったものを大事に使いたい(最初だけ)

これはどのモノを買ってもそうなる。 高い洋服を買ったときも、最初は着るのが怖い。汚れたらどうしよう、破れたらどうしよう。そんなことばかり考えている。 しかしながら、これも時間が経つにつれてガシガシ着ていけるようになる。 高い眼鏡を買ったときも、最初はレンズを拭くのですら細心の注意を払う。少しでもレンズに傷がついたらと心配になる。 けれどしばらくするとそんなことも考えなくなる。 結局は、何を買っても最初だけ大事に大事にしようとするという話。 そうであれば買ったときに神経質にキレイに使おうとすることすら無駄に思える。 といっても買ったときはわかっていてもそうはならないのだけど・・・。
読書

読書レビュー:『信仰』(村田沙耶香)

ただ、カルトのように常識でない部分で何かを信仰するにしても、高級ブランド品に価値を見いだすにしろ、はたまたコスパ重視に生きていくにしろ、いずれにしてもお金に支配されていることに変わりはない。 現下の日本でいえばお金の支配は資本主義を意味していて、結局は一番の根本的なシステムである資本主義、お金からは逃れられない。 高級ブランド品志向、コスパ志向は言わずもがなお金が基準になっているし、カルト信仰にしても結局は「お布施」といった形や、何かを高額で販売したりすることで集金してしまうことを考えると、お金という基準からは逃れられていない。 まったく山奥で自給自足の生活をすればお金から逃れられるのだろうけど、そういった形式のカルトってあまり聞かない。わたしが知らないだけかもしれないが。 そもそもそういった自給自足形態を取っているのであれば、ほとんど誰にも迷惑が掛からないから問題が顕在化しないのかもしれない。 そうやって考えると、世の中「お金」だと改めて感じる。それは良い意味でも悪い意味でもあるのだろうけれど。 現代を生きていくうえで資本主義、お金は大前提であるがゆえに、ついつい無自覚でいてしまうが、そのシステムに乗っかって生きているということを自覚することが必要かもしれない。 それを知ったところでどうこうできる問題でもないのだけど。。。
Apple製品

iPhone 8のほうがiPhone 13 miniよりも寄って撮れる

単純に自分の操作ミスであったり、自分のiPhone 13 miniが悪いのかもしれないが、とりあえずマクロ撮影に近い状況だとピンぼけしてしまってうまく撮れない。 おそらくマクロ撮影に特化したレンズのあるiPhone Proシリーズがあるためにこういう状況になっているのだと思う。 それぞれのレンズごとに特性があり、無印やminiシリーズではマクロレンズはついていないので、そのために接写ができなくなっている模様。 それにしてもこう考えると、iPhone 8のレンズは近くも結構撮れて優秀だ・・・。
読書

読書レビュー:『バカと無知』(橘玲)

プラトンの哲人政治のようなイメージなのか・・・。 最近ではイタリアで右派政権が誕生したりと、世界各国でポピュリスト的傾向を帯びた政党が躍進しているが、こうした運動が一般的に大衆に支持されたものだとすると、本格的に資本家、知識人といった社会階層上部の人々が嫌悪感を抱いて、そこから脱出する術としてより資本主義を徹底して格差を拡大していくことで、テクノロジーを用いて大衆も満足させながら、現実世界への影響を完全にシャットアウトする方策を取るかもしれない。 直感的には嫌な印象を受けるものの、少し考えていくと「そういった世界で何も知らずに幸せに時を過ごすのも悪くないのかもしれない」と思い始める。 自分の認知としては知らなければ世界は存在しないわけで、そうであれば特にそういった体制に憤慨することもないだろう。これは諦念なのかわからないが・・・。 いずれにしても橘玲氏の著作を読むことで政治社会の問題の裏に、集団・個人の進化論的な理由がなにかしら影響していることがわかる。 先日読んだ『シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント』のなかでも進化論を学ぶべきこととして挙げられていた。 現代社会を理解するうえで進化論は必須の知識・教養となってきている気がする。
テスト・検定試験

2022年10月5週目(10/24-10/30)の学習計画

読書の面白さにうつつを抜かしていたら、今年も残り2ヵ月。 TOEIC L&R Testも残り2回であるし、TOEIC S&W TestsもMAXで残り2回。 2022年の目標の達成が危なくなってきた・・・。残り2ヶ月は英語学習に当てていきたいが、とりあえずはいま現在買っている書籍を読み終えなければ。
テスト・検定試験

2022年10月4週目(10/17-10/23)の学習成果

仕事に家庭にと日々を過ごしていると、ふと「なんでこうなっているのだろう」と思うことがある。 一見するとネガティブな発言のように感じられるが、当人としては特別ネガティブなかたちで思っているわけではない。 今ここにいることの偶然性に時おり思いを馳せていると言ったほうが近い。 特にここにいる必然性はない、目的を持った存在でもない、などなど堂々巡りの思いを頭のなかでグルグル回して、いつの間にか考えるのを止めている。 生産的な行動ではないので時間の無駄のように思うのだが、なかなか抜け出せずにいる。
TOEIC L&R Test

受験速報:第306回TOEIC L&R TEST(2022年10月23日)

過去に何回か行っている会場であると、道中を何も考えずに済むので楽だ。 感触的には可もなく不可もなく、良くも悪くもないが、どちらかといえば悪い部類に入りそうな予感がしている。 2022年のTOEIC L&R Testも残すところ2回のみ。結局何もスコアに成長がないまま、ここまで来てしまった。。。 残り2回でなんとか950点に乗りたいが・・・。いずれにしても勉強しないとですね。 受験された皆さんお疲れ様でした!
TOEIC L&R Test

明日、TOEIC(第306回TOEIC L&R TEST)(2022年10月23日)

第304回の試験も受験予定だったが、妻の出産の関係で受験できず・・・。仕方ないが。 第302回はそこそこスコア的には良かった。リスニングがもう少し・・・というタラレバばかり思い浮かぶが。 リーディングも凡ミスなのか、クリティカルにミスっているのかわからないが、ミスを減らす努力をせねば。 いよいよ2022年のTOEIC L&R Testも残すところ3回。 950点にずーーーーーーと届かず、ここまで来てしまった。 なんとか今回こそ・・・・。 受験する方々は皆さん、がんばりましょう!
テスト・検定試験

結果:リーディングスキルテスト(RST)(2022年10月8日)

この試験を受験するたびに日々どれくらい自分がいい加減に読んでいるか痛感する。 普段どれだけ流し読みをしてしまっているかと思うと少し怖くなる。当然日々誤読している可能性も高い。 具体的に何をしたら「読解力」が上がるのか、その具体的なメソッドはまだ確立されていないようなので、とりあえずは意識的に丁寧に読むことを心がけたい。 引き続き定期的に受験していこう。
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