読書レビュー

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読書レビュー:『出世 7つの法則』(ジェフリー・フェファー )

一般的に仕事ができて、成果を多く上げることにあって権力を握っていくと考えがちだが(少しうぶすぎるか・・・)、権力獲得がスキルだとしたら、それを身に付けていないと権力を持つことができないことを意味する。 でもよく考えてみれば、組織においても権力を握るためにあれこれと「工作」している人を会社内でも見ることがあるので、そういうのもスキルと言えるのかもしれない。 ただ、気になるのは冒頭に書いたとおり、これが日本社会で通用するのか否か。そこは気掛かりではある。 しかしながら、全部が適用できないとしても部分的に応用できるものはあるだろうし、そういう法則があると知っておくことで、誰が権力を狙っているかを把握することもできるし、当然ながら自分自身も自分を守るために権力を奪取するときに役立つ(はず)。
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読書レビュー:『これから市場価値が上がる人』(北野唯我)

といっても即行動に移れるほど、自分は勇気を持ち合わせていない。ただ、少しずつ新しい行動を取っていきたいとは思っている。 まずは知らない場所に行ってみる。知らないお店に入ってみる。知らない場所で買い物してみる。そういうハードルの低いところから始めていきたい。 そこで失敗してもそんなにダメージはないが、何かしら新しい経験から得るものはあるはず。 "off the beaten track"は確か安河内哲也氏の著作で見た用語だが、まさしくいつもと違う行動を取ってみるところからスタートしたい。
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読書レビュー:『シンプルで合理的な人生設計』(橘玲)

とはいえ、個人レベルでいえば本書に書かれたとおりに行動すれば、少なくとも苦境に立たされる(多くは経済的に)ことはないだろう。 合理性が金融資本、人的資本により効いてくることを考えれば、少なくともその2つの分野で苦しむことはなくなる(はず)。 社会資本においては合理性で割り切れない部分も結構ある気がしているが、時間の制約という観点でみると、確かにある程度はリソースに対するリターンで考えることができる。(このあたりは議論がありそうだが) あらゆるリソースの奪い合いの様相を呈する現代において、どこにリソースを投下するかは重要な問題。だからこそ、そのリターンを最大化しようというのが本書のテーマであり、その指針を提示しているのだろう。 この手の話は大人はもちろん、もっと早い段階、例えば中学生・高校生でも読んでおくと、自分の人生におけるリソース配分を早くから考えられて有益かもしれない。(学生時代の無駄に思える時間が必ずしも無駄なわけではないけれど)
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読書レビュー:『リーダーの教養書』(出口治明、楠木建 他)

解説の箕輪厚介氏の言うように、教養のための教養になってしまっては現実が何か変わることもないだろうし、このあたりはバランスを取る必要がある。 教養書を読むという行為を考えると、やはり時間のある学生時代にゴリゴリと読書を進めることが如何に重要性を改めて思い知る。今さら気付いてもどうしようもないのだけれど・・・。 それにしても文庫本で買うと638円という安さ。この値段でこの情報を得られるのはつくづく有り難いと感じる。
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読書レビュー:『高学歴親という病』(成田奈緒子)

まずは「早寝早起き朝ごはん」。何度聞いてきたかわからないこのフレーズがすべての始まりになる。 我が家の絶対軸も早速「早寝早起き朝ごはん」にしようと思う。 また、本書のなかで、問題のある家庭は父親が不在という指摘がある。 父親である自分もどうやって主体的に子どもに接していくか。ついつい仕事を言い訳に妻に子育てを任せてしまいがちになるが、父親として子どもとの触れ合いを積極的に行っていかねば、という思いを強くした。 文章もわかりやすく、読みやすいので2時間くらいあれば読み終えることができるので、子育て中の方は一度目を通すと学びが多いと思う。
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読書レビュー:『変える技術、考える技術』(高松智史)

語彙力はパッと思いつくけれど、その取り組みとトライする回数までは意外と思いつかない。これを知れたのも大きかった。 実用性という点でいうと、本当に製品の説明書やマニュアルレベルで実用的な気がする。(こうやって書くと逆に実用性が強調されないかもしれないが・・・) 本書の「はじめに」で書いてあるとおり、読めば何かしら実行できることがあるので、まずはパラパラとめくるだけでもしてもらいたい書籍。
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読書レビュー:『「能力」の生きづらさをほぐす』(勅使川原真衣)

それにしても自分自身が「能力」が高く、世間的なステータスも得ていながら、現状の世の中のシステムや風潮に異議を唱える著者の姿が何よりも格好いい。しかも子育てもして、ガンの闘病をしながら。 この姿勢や生き方が言説の説得性や妙な納得感につながっているように思う。 本当はロジカルでないけど「あいつが言っているから」というのがないと結局は何も動かないというのも事実。 学校や職場問わずあらゆる場面でこの事実が出てくること考えれば、自分もそういった行為態度で日頃過ごせているかを点検しなければならない、と感じてしまった。 それくらい意志や熱意を感じる書籍であった。
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読書レビュー:『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』(高松智史)

そういったときに、自分のなかの仕事に向けた取り組みの「棚卸し」のイメージで、こういった出来る人の書籍を読んで、自分の日々の言動とのギャップを埋める作業は重要に思う。 当然ながら自分のなかに軸を持って進んでいくことも重要であるが、それに固執して成果が上がらずにうだつが上がらなければ何の意味もない。 本書の内容を少しでも多く実践し、ちょっとずつでも自分の仕事を改善していく。そして、また本書に書かれた内容を暗記し、日々のマインドセットも整えていく。 どの分野でもそうだが、とりあえず出来る人の真似をするのが一番上達の近道であるので、自分のような凡人はそこを愚直に進めていくしかない。 その取っ掛かりとしては本書はかなり役立つように思う。
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読書レビュー:『人事ガチャの秘密』(藤井薫)

人生100年時代とか言っているので、自分の専門性を確立していないと人生後半が悲惨な状態になり得ることが示唆されているように思う。 こう考えてくると「そうならないためにも手に職をつけ、専門性を磨かないといけない」という世間の潮流ど真ん中の主張に落ち着いてしまう・・・。これは不可避な傾向なのかもしれない。 まずは日々の仕事のなかで自分ができる範囲で専門性を磨く意識を持ち、仕事に臨んでいくしかない。 何も考えずに働いているだけでは後々苦労することになると自分を叱咤激励しながら頑張るしかない。
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読書レビュー:『ゆるい職場』(古屋星斗)

人事評価のシステムや雇用形態が変更されれば、そんな呑気な選択をしていると真っ先に足元をすくわれてしまう。 まあこの辺りをしっかりとウォッチして冷徹な計算のもとに指示待ち人間になっている人もいるのかもしれないけれど。自分が定年まで逃げ切れるという話の前提のもとに話を組み立てられる年齢であれば、それもまた「合理的」な選択なのかもしれない。 かくいう自分はその選択を取るには未来の変更が生じる可能性が高く、不確定要素が多すぎると考える。 だからこそ、この書籍にあるように様々な働き方の変革もチェックしながら、地道に仕事を頑張っていくしかない。
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