読書レビュー:『すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法』(楠木建)
一般論としても子どもに品格があるとは言えないように思うが、まさしくそれは「欲望に対して行為が早い」がゆえであり、それが品格の定義と逆だからだろう。
これは自分自身も気をつけねばならないこと。「欲しい」と思ったときに一息置いて、もう一度その必要性を考えてみると、不要であるという結論になることも結構ある。
がつがつしないで、ゆっくりと欲望に向き合う。そんな泰然とした構えで日々過ごすことで、ちょっとは「品格」ある大人に近づけるかもしれない。