読書レビュー

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読書レビュー:『ビジョナリーカンパニーZERO』(ジム・コリンズ/ビル・ラジアー)

基本的には起業・企業を成功させるために重要なことが記載されているので、凡庸な平社員である自分にとっては目線がかなり高くあるように感じたのは否めない。 ただし、成功する組織の特徴や、リーダーシップのあり方についても、成功した偉大な企業を事例にして述べられているので、そういった点は自分にも有益だった。 企業を導くうえで重要な要素は、結局個人の人生においても重要なことが多い。 例えば自分個人としてのコアバリューを持ち、そこから人生のパーパスを定め、それを基にBHAG・ミッション、戦略、戦術を設定していくことは、自分の人生を「成功」させるためには不可欠なプロセスだと思う。 そのなかでも個人的には最後の9章(卓越した戦術の遂行)の重要性が気になった。 似たようなところでは、これは以前に読んだ『「仕事ができる」とはどういうことか?』でも実行の順番といった実際に手を動かす作業の重要性に触れられていた。 結局どれだけ明確なコアバリュー、パーパス等があっても、それを実行できなければ何も生み出されない。 その意味でも遂行力の重要性については改めて考えさせられた。もっとも自分が仕事ではまだ下っ端で実行・遂行する力が重要なポジションにいるから気になっただけかもしれないが。。。
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読書レビュー:『「仕事ができる」とはどういうことか?』(楠木建/山口周)

元々単行本で2019年に発刊されていたときから読みたいと思っていたのだが、機を逸して読めずにいたのだが、つい最近、同じ内容で新書版になったのを機に購入した。 「仕事ができる」という定義の難しいけど、皆なんとなく使ってしまうフレーズの意味を常日頃から考えていたので、その点でも読みたかったところ。
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読書レビュー:『自己プロデュース力』(島田紳助)

元々、講義で話した内容であるため非常に平易な言葉で書かれていて読みやすい。 基本的には芸人がお笑い・テレビの世界で成功するための方法を記載しているものだが、他の職業でも当てはまることや、そもそもの人生訓のようなものも多く語られている。 山口周氏がこの本に触れていたときに書いていたのは「自分たちの武器が通用するところで勝負する」という点。
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読書レビュー:『アンガーマネジメントを始めよう』(安藤俊介)

アンガーマネジメントとは何かといった理論的な話というよりも、すぐに実践できるアンガーマネジメントの手法紹介、といった内容である。 1つのTipsを見開き2ページで紹介していくのでサクサクと読み進めることができるので、普段本を読まない人にも薦められる。 自分としては特にお金に関する部分と社会へのイライラの部分で示唆を受けた。 確かに衝動的にお金を使ってしまったときは後でだいたい後悔するし、それによって自分に怒りも湧いてくる。
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読書レビュー:『絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる』(横山信弘)

各言葉の事例を読んでいて「自分の会社でもよくある」というのが複数あって苦笑してしまった。 モチベーションとPDCAのところに出てくる「問題」の定義、すなわち「あるべき姿」と「現状」のギャップは、聞けばあたりまえに思えるのだが、意外と忘れがちである。 「あるべき姿」を決めずに問題が設定されてプロジェクトが進むと、指標がないからどういったゴールを目指すべきかもわからなくなり、プロジェクトが遅々として進まないのは全くその通りだと思った。 システムの要件定義などはこの辺を割とちゃんと実施している印象がある。自分も普段のプロジェクトにも活かしていかねば・・・。
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読書レビュー:『無理ゲー社会』(橘玲)

経済的に成功している人々が「こんなに世の中が良くなっているのに、昔に戻りたいと言う人がいるのが信じられない」といった発言をしていることがある。 これは知能が高く、経済的に成功しており、それに伴って性愛的にも成功しているからこそできるコメントだと納得がいった。 「昔に戻りたい」という人は総じて現状うまくいっていないからそう言うのであって、昔に戻れば経済格差はそこまで広がっておらず、性愛についてもお見合いなどの男性側からみる「分配機能」で女性を「獲得」できたのだから。 本書のなかでは秋葉原通り魔事件のことが記載されている。先日も小田急無差別刺傷事件が起きたが、その犯人も「勝ち組の典型」などと発言していた。
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読書レビュー:『スタンフォードの権力のレッスン』(デボラ・グルーンフェルド)

『「権力」を握る人の法則』がまさしく権力を握るために必要なことを記載してるのに対して、本書は少し趣向が異なる。 内容の冒頭にも書いているが、この本は「自分自身との戦いに勝つ方法を説き」、「人間としての成熟を優先して権力を獲得する方法を論じ」ている。 権力というとまさしく自分自身のために使うもの、という固定観念があるが、この本ではあくまで権力は「他者や組織に資するように使うもの」としている。 この考え方自体が新鮮であり、今までの権力論では触れられてこなかったように思う。(権力の座から振り落とされないようにするための手段として他者や組織を使うことが説かれていたことはあるかもしれないが) また権力を持った者が、目的に応じて自分を強く見せたり、弱く見せたりする(演技する)という発送も想像したこともなかった。
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読書レビュー:『世界を知る101の言葉』(マンディープ・ライ)

「国際標準の教養がザックリと身につく」という見出しに惹かれて購入した。 各国の紹介がそれぞれ3〜4ページでまとまっているおり、細切れの時間に読むのにもちょうど良いと思えたのも買うきっかけになった。
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読書レビュー:『スピリチュアルズ』(橘玲)

相変わらず様々な実験結果や論文の情報をもとにして論を展開している。 特に脳科学系の実験が多く、ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質やオキシトシンのようなホルモンなど、基本的な特徴や作用などは頭に入れておかないといけない。 それにしても、基本的にパーソナリティは変えられないので、持ったもので勝負していくしかないという残酷な現実が突きつけられる。生まれながらにしてだいたいの運命は決まっているというのも悲しいような。
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読書レビュー:『超加速経済アフリカ』(椿進)

冒頭にアフリカの各国の情報や、各種統計データなどが掲載されており、それも勉強になる。またアフリカの地図・国旗・首都・人口なども掲載されているので、本文中に出てきた国がどこにあるのか、首都はどこなのかといったこともすぐに調べられるようになっている。 「アフリカ・ファクトフルネス」として、各章の冒頭にクイズ形式でアフリカに関する問題が掲載されており、アフリカに関するデータをゲーム感覚で知ることができる。 アフリカのビジネス・生活の現状を具体的なエピソードとともに知ることができる。 アフリカ経済に強い影響力がある中国の動向についてもこの本を通じて学ぶことができる。
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