アポリア

読書

読書レビュー:『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』(ピョートル・フェリクス・グジバチ)

確かに社外の人間と同じように、社内の人間とも良好な関係を築こうとするのであれば、同じ人間なので必然的に同じアプローチを取れば良い関係を築けることになる。 仕事のときの何気ない雑談について「仕事の邪魔」という人もいるが(自分も少し感じていた)、良好な関係を築くという視点でいうと重要な働きをしているというのは盲点だった。 自分を知ってもらい、覚えていてもらえるということは誰にとっても嬉しい。 だからこそ、雑談を活用することで人をより良く知り、相手に自分を好印象に抱かせれば自然と関係性は向上し、そうすれば仕事でも成果を生み出しやすくなる。 ひっくるめると結局はコミュニケーション能力という話になりそうではあるが・・・。 元々予想していた内容ではなかったものの買って損はなかったと思える1冊だった。
読書

読書レビュー:『コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル』(メン獄)

ややともすると教育において「良い学校を出て良い就職をするために、とにかく勉強するのだ」という話になりがちだが、そもそもそれだけでは駄目ですよ、という反証にもなっているように感じた(必ずしも皆が激務な業界に行くわけではないけど)。 もちろん時代も変化してきて長時間労働も禁止、抑制され始めてはいるけれど、一部にはその残滓はあるだろうし、そこでは当然ながら体力(それも並大抵でない)が求められる。 このあたりは個人の選択の問題であって、そういう激務な業界を選ばなければいいだけの話でもあるけれど、そういう業界があり、そこで結果を出す人がどこまでコミットしているかを知っていることは重要に思う。 これは多分に、自分が現在長時間労働の環境に漬かっているから持ってしまう感想なのだけど・・・。 コンサルタントの具体的な働き方を学ぶためにも、著者の成長を見る教養小説としても興味深く読めオススメの1冊。
読書

読書レビュー:『百冊で耕す <自由に、なる>ための読書術』(近藤康太郎)

個人的には「小利口になってはいけない。むしろ大馬鹿になれ」というフレーズが気に入った。 利口であれば突き抜けているから良いのだろうが、小利口ぐらいで立ち回るのであれば、むしろ大馬鹿に(これも馬鹿では駄目で)なった方がいい。 不安であることが誰であっても付きまとう時代だからこそ(どの時代もそうだったかもしれないが)、その不安を意識的にせよ無意識的にせよ感じないほどの大馬鹿に。 突き抜けている人って称賛と大馬鹿の境界にいるように見えることを考えれば納得のいく話でもある。 いずれにしてもこの文章を味わって欲しい。名文記者は伊達ではない。
読書

読書レビュー:『出世 7つの法則』(ジェフリー・フェファー )

一般的に仕事ができて、成果を多く上げることにあって権力を握っていくと考えがちだが(少しうぶすぎるか・・・)、権力獲得がスキルだとしたら、それを身に付けていないと権力を持つことができないことを意味する。 でもよく考えてみれば、組織においても権力を握るためにあれこれと「工作」している人を会社内でも見ることがあるので、そういうのもスキルと言えるのかもしれない。 ただ、気になるのは冒頭に書いたとおり、これが日本社会で通用するのか否か。そこは気掛かりではある。 しかしながら、全部が適用できないとしても部分的に応用できるものはあるだろうし、そういう法則があると知っておくことで、誰が権力を狙っているかを把握することもできるし、当然ながら自分自身も自分を守るために権力を奪取するときに役立つ(はず)。
読書

読書レビュー:『これから市場価値が上がる人』(北野唯我)

といっても即行動に移れるほど、自分は勇気を持ち合わせていない。ただ、少しずつ新しい行動を取っていきたいとは思っている。 まずは知らない場所に行ってみる。知らないお店に入ってみる。知らない場所で買い物してみる。そういうハードルの低いところから始めていきたい。 そこで失敗してもそんなにダメージはないが、何かしら新しい経験から得るものはあるはず。 "off the beaten track"は確か安河内哲也氏の著作で見た用語だが、まさしくいつもと違う行動を取ってみるところからスタートしたい。
読書

読書レビュー:『シンプルで合理的な人生設計』(橘玲)

とはいえ、個人レベルでいえば本書に書かれたとおりに行動すれば、少なくとも苦境に立たされる(多くは経済的に)ことはないだろう。 合理性が金融資本、人的資本により効いてくることを考えれば、少なくともその2つの分野で苦しむことはなくなる(はず)。 社会資本においては合理性で割り切れない部分も結構ある気がしているが、時間の制約という観点でみると、確かにある程度はリソースに対するリターンで考えることができる。(このあたりは議論がありそうだが) あらゆるリソースの奪い合いの様相を呈する現代において、どこにリソースを投下するかは重要な問題。だからこそ、そのリターンを最大化しようというのが本書のテーマであり、その指針を提示しているのだろう。 この手の話は大人はもちろん、もっと早い段階、例えば中学生・高校生でも読んでおくと、自分の人生におけるリソース配分を早くから考えられて有益かもしれない。(学生時代の無駄に思える時間が必ずしも無駄なわけではないけれど)
TOEIC L&R Test

結果速報:第318回TOEIC L&R Test(2023年3月19日)

前回からリスニングが40点上がり、リーディングも15点上がり、トータルで55点上がった。 まさかまた自己ベスト更新できるとは!! しかも初めてのリスニング満点。これは素直に嬉しい。 割と感覚通りだったという感じではあるが、まさかまた950点を超え、しかも自己最高得点になるとは・・・。 強いて言えばリーディングが最近なかなか480点以上乗らないのが気になるが、それは求め過ぎか。 まあ今回もまぐれの可能性は極めて高いけど。。。 とりあえずこれで当分はTOEIC L&R Testも受験しない方針。職場が変わり、段々と余裕がなくなってきたこともあり。。。 余裕が出てきたら2023年中にもう一回くらい受験したいなあ。
TOEIC L&R Test

結果速報:第316回TOEIC L&R Test(2023年3月5日)

前書き 2023年3月5日に受験した第312回TOEIC L&R Testの結果がウェブ上で確認できるようになっていた。 前回受けた第314回の結果は955点(リスニング: 485点、リーディング: 470...
TOEIC L&R Test

受験速報:第318回TOEIC L&R TEST(2023年3月19日)

先日950点を突破したことが判明して以来、初めてのTOEIC。 もう少し気楽に受けられるかと思ったが、そんなことはなかった。 次回は未定。 950点を越えたことも理由としてあるが、仕事の関係で受験ができなさそうな予感。 とりあえずまた早いうちに受けられるといいのだが・・・。 今日受験された皆さんお疲れ様でした!
TOEIC L&R Test

結果速報:第314回TOEIC L&R Test(2023年2月26日)

前書き 2023年2月26日に受験した第312回TOEIC L&R Testの結果がウェブ上で確認できるようになっていた。 前回受けた第312回の結果は915点(リスニング: 460点、リーディング: 45...
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