読みたいと思ったきっかけ
土井英司氏の著作についても手に入れられるものに関しては全てゲットするようにしており、今回も著者買い。
土井英司氏のメルマガである「ビジネスブックマラソン」のなかで紹介される書籍を結構な頻度で購入している。
内容
目次
目次は以下のとおりとなっている。
まえがき | : | なぜ、読書が成功のための最有力手段なのか? |
Flight | : | スキル&Time Management(スキルと時間) |
Transit | : | 転職&起業 |
Arrival | : | お金持ちになるには&お金持ちになったら |
最後に | : | 人生は思っているよりも短い |
内容
わたしの気になった箇所について記載する。
はじめに
※なし
まえがき(なぜ、読書が成功のための最有力手段なのか?)
『入社1年目の教科書』
■みなさんの成功に関わることですから、率直に言いましょう。どの業界で仕事をするかが、あなたの成長スピードを決めます。安定した大企業に行きたい欲求を抑え、成長著しい業界、これから伸びる業界で働きましょう。
■まとめると、若いうちは良い場所にいること。そしてそこで信用を勝ち取ることです。20代後半や30代前半になって「チャンスに恵まれない」という人は、この2つのどちらか、あるいは両方が欠けているのです。
『7つの習慣』
■まずは社内、次に業界内、そして広く知られる専門家というふうにステップアップしていくべきです。
『調理場という戦場』
■自分の習慣を変えずに流れるままに過ごしていたら、きっと10年後も人をうらやんでいるに違いない。モテる人がうらやましいし、仕事のできる人がうらやましい。生き方を変えなければ、異性のことも仕事のこともどっちつかずで、満たされないままの10年後を迎えるに違いない。だったら、ぼくは仕事以外のものは捨てよう。ぼくには資質がないのだから、やりすぎぐらいが当たり前のはずだ。
Flight(スキル&Time Management(スキルと時間))
『達人のサイエンス』
■この本のなかの最重要ポイントは、「学習は直線的ではなく階段状に進歩し、全然進歩していないと思っているうちに、急に上達の瞬間がやって来る」ということ。多くの人は、この上達の瞬間を迎える前に、しびれを切らしてやめてしまうのですが、それでは達人の域に達することはできません。大事なことは、著者が言ういまわしい「プラトー」(学習高原。学習が伸び悩んでいる時期で、学習曲線が水平になっている状態)を愛することです。
『1分で話せ』
■わかりやすい話し方という点で言えば、おそらくこの『1分で話せ』は過去30年間でナンバー1の本ではないでしょうか。この「結論」+「根拠」+「たとえば」という型は、デキる人ならみなやっていることですが、なぜかこんなにシンプルにまとめた人はこれまでいませんでした。
『頭のいい人が話す前に考えていること』
■話が浅くなる3つの理由:1. 根拠が薄い、2. 言葉の「意味・定義」をよく考えずに使う、3. 成り立ちを知らない。逆に言えば、この3つを避けるだけで「浅い」とは思われなくなります。
『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』
■この本のなかで著者は、個人の能率を向上させるルールを紹介していますが、最初のルールがこれ。初めて触れたり読んだりしたときに、取りかかること。
『経営者の条件』
■組織の内部には、成果は存在しない。すべての成果は、外部の世界にある。成果は組織の外にある。だからわれわれは、外の世界に目を向けなければなりません。仕事のリサーチだけでは足りません。プライベートでも意識を外に向ける必要があるのです。
■ドラッカーの本のほとんどは管理職向けですが、こちらは仕事を始めたばかりの若手が読んでも刺さる内容だと思います。あらゆる仕事本の基本が詰まった名著です。
『やり抜く自分に変わる超習慣力』
■誰かと一緒に暮らすと、習慣が他人の影響を受ける。だからこそ、周囲に影響されない場所の確保や自分のルーティンをつくることが重要です。
『インベンション 僕は未来を創意する』
■優れたモノを生み出そうと思ったら、そう強く思うこと。そして実際に生み出した先人たちの仕事にインスパイアされることです。本を読んだり、博物館に行けば、それらの仕事を見ることができますが、大事なのは、当時なぜそれが画期的だったのか、当時の人のニーズと目線で見ることです。現在の視点で見て、「古くさい」と片づけていては、想像力は磨かれません。そして、想像力を欠いたところに、創造性もないのです。
『私はどうして販売外交に成功したか』
■どんな買い手も、本当は自分の決断に不安を覚えている。だからアフター・ケアが重要なんだという話は、営業する際には、心しておくべきことかもしれません。
『思考の穴』
■「何度も見ると、なぜか『できる』と思ってしまう」流暢性効果に対しては、「やってみる」「自分の知識を書き出す」が効果的だといいます。
■自分の知識を書き出すと過信が軽減されうる。
Transit(転職&起業)
『サードドア』
■この本が教えてくれるのは、どんな人でも「3番目のドア」をこじ開けることはできるということ。そしてそれには、ちょっとした勇気と行動と人間的魅力が必要で、そのすべては学習することができるということ。
『人を動かす』
■デール・カーネギーの教えはたくさんありますが、とりわけ大切なのは、「自己の重要感に対する欲求」、つまり「人は自分を重要なものと思いたがっている」という点でしょう。そして、人を動かすには、「みずから動きたくなる気持を起させる」ことが大切です。
Arrival(お金持ちになるには&お金持ちになったら)
『年収200万円からの貯金生活宣言』
■デジデリウス・エラスムスは、「節約はかなりの収入なり」という名言を残したそうですが、前述のお金の方程式を見る限り、収入と費用は同じだけのインパクトがあります。要するに、あなたが今月1万円節約したら、それは数字的には1万円の収入アップと同じ、ということです。サラリーマンの場合、税金は給与天引きですから、もらった手取りの給料から1万円節約することには、月収1万円アップ以上のインパクトがある。節約をバカにしてはいけない理由です。
『DIE WITH ZERO ゼロで死ね』
■人生の充実度を高めるのは、”そのときどきに相応しい経験”なのだ。時間と金という限りある資源を、いつ、何に使うかーー。この重要な決断を下すことで、私たちは豊かな人生を送れるのである。
最後に(人生は思っているよりも短い)
■「甲は乙のために耕し、乙は丙のために耕すが、誰ひとり自分自身を耕す者はない」
コメント
土井英司氏のオススメする75冊の書籍の概要や要点がテーマごとにまとめられており、この1冊で色々なテーマの重要なポイントを知ることができる美味しい1冊。
土井英司氏の著作を追っている読者であればよく氏が言及する書籍もあると感じるものもあるが、一方で今まで触れられてこなかったように思う書籍もあって、そこが面白い。
また割と最近の書籍も載っており、古典的な名作ビジネス本から最新の書籍まで幅広く紹介されているのもポイント。
個人的には恥ずかしながら今回紹介されていて初めて知った『調理場という戦場』を買って早速読みたいと思った。
何かを極めている人の言葉はどの分野でも通じるヒントや真理が含まれているように思う。
その意味でもこの書籍は是非目を通したい。
また『思考の穴』も読みたい。紹介されている「流暢性効果」がまさしく自分に当てはまるので苦笑してしまったところで、この本も面白そうに感じた。
こういった書籍をきっかけに色々と読みたい書籍が増えるのは楽しい。
が、やり過ぎると積読を増やすだけなので、そのバランスが難しいけど。
75冊紹介ということもあり、1冊の紹介は数ページで終わるので読むのもとっつきやすいので、読書慣れしていない方もぜひ。
一言学び
20代後半や30代前半になって「チャンスに恵まれない」という人は、この2つのどちらか、あるいは両方が欠けているのです。
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