読書レビュー

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読書レビュー:『21世紀の教育』(ダニエル・ゴールマン/ピーター・センゲ)

といっても監訳者まえがきや巻末付録などでトリプルフォーカスとは何か、Social Emotional Learning (SEL)とは何であるかといった説明もあるので、全くまとまりがないわけではないのだが。。。 個人的には、最初に巻末付録を読んでから本文を読んだ方が理解が進むように思うので、そういった順序で読むことを進める。 一方通行の授業や教科書の暗記などといった古い教育のイメージが変わりつつあることは薄っすら知ってはいたが、こういった自分の状態に関するメタ認知や、他者の気持ちへの理解、開かれた世界への向き合い方について教育していく方法が確立されている(されつつある)ことに驚いた。 自分の子どもが小学生になる頃にはこういったSEL教育やシステム思考教育が日本の津々浦々で普及しているのだろうか・・・。
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読書レビュー:『仕事の教科書』(北野唯我)

季節柄、こういったジャンルの書籍の売上が伸びるのもかもしれない。(詳細はわからないけれど) 一見するといい大人がこうした学生、若手向けの書籍から学ぶことはなさそうだが、実態としては色々と学ぶことや気付くことが多くある。 年を取るにつれて段々と基本を忘れ、非合理な我流が身についてしまっていることが往々にしてあるからこそ、こういった書籍からも学べることが多いのだろう。 もっともこうした書籍から学ぶべきこと多いということは、これまでまともに何も身についていないことの裏返しでもあるけれど・・・。 とはいえ結果が出ていない状態を放置してしまうよりも、やり方が間違っていたことを認めて素直に修正していく姿勢を持つことも悪いことではない、はず。 そういう意味では今回の書籍も新社会人や若手のみならず、中堅やベテランの社会人が手に取っても学びや気付きが得られるはず。
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読書レビュー:『東大金融研究会のお金超講義』(伊藤潤一)

30歳を過ぎたいい大人が、今さら勉強法の本を購入するのも如何なものかという気もするが、久々に勉強法の本を読んで参考になった。 勉強前の音楽の話や、情報の入力から2週間で3回以上出力する、覚えたい情報は20秒かけてじっくり記憶する、など簿記やTOEICの勉強にも役立ちそうな内容が多く掲載されていた。 自分としてもアウトプットを意識した勉強をしなければならないとは頭でぼんやり分かっているような状態だったので、より具体的にアウトプットの頻度や方法が記載されているのは自分の勉強に取り入れやすいと感じた。 勉強法の本全般にいえることだが、結局読んだだけでは何も生じない。この本の内容を実際に簿記やTOEICを勉強に取り入れて実行しなければ読んでいないのと同じであり、お金の無駄遣いになってしまう。 あとは日々の勉強にどうやって取り入れるか。行動しなければ。
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読書レビュー:『UCLAで学んだ「超高速」勉強法』(児玉光雄)

30歳を過ぎたいい大人が、今さら勉強法の本を購入するのも如何なものかという気もするが、久々に勉強法の本を読んで参考になった。 勉強前の音楽の話や、情報の入力から2週間で3回以上出力する、覚えたい情報は20秒かけてじっくり記憶する、など簿記やTOEICの勉強にも役立ちそうな内容が多く掲載されていた。 自分としてもアウトプットを意識した勉強をしなければならないとは頭でぼんやり分かっているような状態だったので、より具体的にアウトプットの頻度や方法が記載されているのは自分の勉強に取り入れやすいと感じた。 勉強法の本全般にいえることだが、結局読んだだけでは何も生じない。この本の内容を実際に簿記やTOEICを勉強に取り入れて実行しなければ読んでいないのと同じであり、お金の無駄遣いになってしまう。 あとは日々の勉強にどうやって取り入れるか。行動しなければ。
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読書レビュー:『バナナの魅力を100文字で伝えてください』(柿内尚文)

「察しが良い」というのは結局「伝えるべきことを省略してもわかってくれる」ということであって、それは伝えるという面倒を回避できることを意味する。 面倒な説明なしにも相手が動いてくれれば、それほど楽なことはないだろう。 となると会社組織で生きていくために必要なのは、①相手がわかるように文脈を省略せずに丁寧位に話すこと、②相手が文脈を省略しても理解できるように観察しておくこと、の2点だといえそう。 ただ②については一朝一夕で身につかなさそうに思うので、まずは本書に書いてある方法を活かして①を磨いていくしかない。
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読書レビュー:『ストーリーとしての競争戦略』(楠木建)

500ページを超える著作なので、1回読んだだけで完全に理解できたわけではないが、上記含め示唆に富む内容が多くあった。やはり評判になるだけのことはある。 今後も何回か読むたびに新たな発見がありそうな本に感じるので、暇を見つけて読み返したい。
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読書レビュー:『処生術』(藤原和博)

この本で1番触発された部分でいうと、最後の文庫版の付録としてエッセイで勝間和代氏が提案しているとおり、自分の人生のストーリーを棚卸しする、という点だろう。 自分がどういった価値観を持っていたり、どういった仕事を今まで具体的にこなしてきたか、将来的に何をしたいか、などなど。自分のなかで紙に書き出してみること。 この作業自体は他のビジネス本などでも推奨されているが、意外と後回しにしがち。 かくいう自分もいつかはやらなければとは思っているのだが、ずっとできずにいる。この機会に紙に書き出して自分の「履歴書」づくりを始めたいところ。
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読書レビュー:『子育て指南書 ウンコのおじさん』(宮台真司)

もういい大人になってしまった自分が損得勘定に基づいて行動する劣化した人から脱却することは困難であろうが、自分の子どもにはせめて損得勘定ではなく動機付けに基づいて行動できるように成長してもらいたいところ。 もちろん自分だけを棚上げするわけではなく、自分もできるところから損得勘定の奴隷から自分自身を解放できるように行動し、経験を積まなければならない。 経済的合理的に動くこと、コスパ良く生きることが称賛され、そうでない行動を取る人物を蔑むような状況であるからこそ、逆張りではないが、そういった価値観から抜け出して動機付けに基づいた信頼ベースの関係を構築できる人を目指しながら、子育てや仕事をしていかなければ。
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読書レビュー:『失敗から学ぶマーケティング ~売れないモノには理由がある』(森行生)

この本を読んだ後と前とでは世界が違って見えるというと言い過ぎか・・・。 しかしながら、映画や小説などの芸術作品の評価としても「それを見た後では見る前の価値観で世界を見られなくなる」というのが1つの評価軸になっているという話も聞くので、その意味で言えば本書もそれに該当するかもしれない。 ページ数も多くて読むのが大変そうに思えるし、そのうえ値段も3,000円と高いけれど、読んで損したとは思えない内容なので、ぜひオススメしたい。 それにしてもやはり土井英司氏の選球眼に狂いはない。
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読書レビュー:『父親になるということ』(藤原和博)

何も意識していないと子どもに対して何となくテキトーに接してしまい、そうしていつの間にか子どもは大きくなってしまう。 これは利己的な発言であるが、そうなってしまっては「子育てによる「親育ち」」の機会を損失することになる。 利己的とはいっても親が成長しないと子どもに悪影響があるという点では「利他的」なのかもしれないが・・・。 いずれにしても子どもに接する際の参考書として使っていきたい。
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