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読書レビュー:『経営リーダーのための社会システム論』(宮台真司/野田智義)

前述のとおり講義録であるため非常に読みやすい。宮台真司氏の著作を読んだことがない人でもとっつきやすく、そのうえ氏のあらかたの思考の方向性や考え方を学ぶことができるので、宮台真司氏入門として非常にオススメできる。 また個人や家族、社会や共同体の再建(そもそも再建する必要があるかも含めて)に興味がある人にも薦められる。 SFの世界のような話がテクノロジーの進展によって本当に現実のものになっているということを知るためにも本書は最適だと感じる。 本書の英語版も出版することが計画されているようなので、英語版が出たらそれも買って勉強してみたいところ。
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読書レビュー:『完全読解 司馬遼太郎『坂の上の雲』』(佐藤優/片山杜秀)

自分は『坂の上の雲』を読んでのは高校1年生のときだったので、もう読んでから15年くらい経っている。 当時は読書にも不慣れで、語彙力も不足していたので、国語辞典で言葉の意味を調べながら読書していたのが懐かしい。 振り返って考えてみると、あのときに国語辞典を引きながら読書したことが意外と今の自分の語彙力の土台になったような。 初めて長編の作品を読んだので、読み終わったときの達成感がとても爽快に感じられたことを覚えている。 文庫本で8巻あるので簡単に読めるものでもないが、もう一度読み直してみても面白いかもしれない。 佐藤優氏が本書のなかで言うように、自分も歳をとったのでまた違った印象や感想を抱けるかもしれない。 そのときに本書の附録は役立つこと間違いない。「『坂の上の雲』をこれから初めて読む」という人にとっては本書を副読本としてセットで読む方が理解しやすく、また史実と異なる部分についても把握できるので、是非手元に置いておくことを薦めたい。
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読書レビュー:『英語の議論を極める本』(植田一三 他)

各トピックがそれぞれ簡単に答えが出ないものが故に、読みながらそれぞれのメリット・デメリットを整理できるのも嬉しいところ。 議論が点数化されるStep4については、わたしは正直あまりピンとこない部分もあったので、読み飛ばしながら進めてしまったが、どういった形で話し、回答し、質問すれば議論で勝てるのかの術もちゃんと読めば学ぶことができるだろう。 といってもやはりメインは各トピックがどんな状況で、どういったメリット・デメリットがあるかを英語で学べるところにこの本の真価があると思うので、そこに興味のある人には是非読むことを薦めたい。 各トピック10ページ強で簡潔に書かれており、少しずつ読むのにも適しているので、そこまでハードルも高くないはず。
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読書レビュー:『21世紀の教育』(ダニエル・ゴールマン/ピーター・センゲ)

といっても監訳者まえがきや巻末付録などでトリプルフォーカスとは何か、Social Emotional Learning (SEL)とは何であるかといった説明もあるので、全くまとまりがないわけではないのだが。。。 個人的には、最初に巻末付録を読んでから本文を読んだ方が理解が進むように思うので、そういった順序で読むことを進める。 一方通行の授業や教科書の暗記などといった古い教育のイメージが変わりつつあることは薄っすら知ってはいたが、こういった自分の状態に関するメタ認知や、他者の気持ちへの理解、開かれた世界への向き合い方について教育していく方法が確立されている(されつつある)ことに驚いた。 自分の子どもが小学生になる頃にはこういったSEL教育やシステム思考教育が日本の津々浦々で普及しているのだろうか・・・。
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2022年3月購入書籍

最近は英語の勉強熱が再燃しているため、いまのところ読書欲はそこまで湧き立っていない。 できれば英語の本でも読めればと思うが、そうなると月に1冊読めるかどうか、といった感じになりそう。 毎月のことだが気になった本があったら購入して読む、というありきたりなスタイルになりそう。
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TOEICの帰りは本屋に寄りたくなる

TOEIC L&R TestとTOEIC S&W Testsの2つを毎月受けると仮定すると、2週間に1回は本屋に行くことになる。そこで毎回2冊買ったとしたら月に4冊。 そう考えるとそこまで本屋で書籍を買っていないことに気が付く。確かにAmazonなどネットで本を買うほうが日常としては多いから当たり前か。 本屋に行くことは楽しいので、本屋が維持できるように、もう少し本屋さんの多少でも売上が上がるように本屋で書籍を買うようにしないといけないかもなあ・・・。
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読書レビュー:『仕事の教科書』(北野唯我)

季節柄、こういったジャンルの書籍の売上が伸びるのもかもしれない。(詳細はわからないけれど) 一見するといい大人がこうした学生、若手向けの書籍から学ぶことはなさそうだが、実態としては色々と学ぶことや気付くことが多くある。 年を取るにつれて段々と基本を忘れ、非合理な我流が身についてしまっていることが往々にしてあるからこそ、こういった書籍からも学べることが多いのだろう。 もっともこうした書籍から学ぶべきこと多いということは、これまでまともに何も身についていないことの裏返しでもあるけれど・・・。 とはいえ結果が出ていない状態を放置してしまうよりも、やり方が間違っていたことを認めて素直に修正していく姿勢を持つことも悪いことではない、はず。 そういう意味では今回の書籍も新社会人や若手のみならず、中堅やベテランの社会人が手に取っても学びや気付きが得られるはず。
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読書レビュー:『東大金融研究会のお金超講義』(伊藤潤一)

30歳を過ぎたいい大人が、今さら勉強法の本を購入するのも如何なものかという気もするが、久々に勉強法の本を読んで参考になった。 勉強前の音楽の話や、情報の入力から2週間で3回以上出力する、覚えたい情報は20秒かけてじっくり記憶する、など簿記やTOEICの勉強にも役立ちそうな内容が多く掲載されていた。 自分としてもアウトプットを意識した勉強をしなければならないとは頭でぼんやり分かっているような状態だったので、より具体的にアウトプットの頻度や方法が記載されているのは自分の勉強に取り入れやすいと感じた。 勉強法の本全般にいえることだが、結局読んだだけでは何も生じない。この本の内容を実際に簿記やTOEICを勉強に取り入れて実行しなければ読んでいないのと同じであり、お金の無駄遣いになってしまう。 あとは日々の勉強にどうやって取り入れるか。行動しなければ。
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自炊代行を使おうか迷っている・・・(2,000冊の自炊?)

もっとも自炊代行にお願いする前に本の分別作業は行い、もう読まない本は捨てるだろうし、紙として取っておきたい本についてはある程度残すつもりなので、実態はもうちょっと少ない金額になるだろうけど。。。 確かに400,000円(600,000円)は高いけれど、それで物置部屋が少しでも広くなって、子どものおもちゃなどが置けるなら、それはそれで家族としてはハッピーなのかもしれない。 ただ、本がなくなるのは自分にとって単純に寂しい。 このあたり理性的に割り切れない部分が自炊代行を使うにあたってネックになるところ。 さてどうするか・・・。
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読書のアウトプット(行動にどう繋げるか)

本を通じて得た知識を実際の自分のビジネスに応用してみたり、業務の効率を向上させたり、と何かしらの自分の行動が改善されて初めて読書のアウトプットとなると考えれば、自分の読書にはそれが足りていない。 読んだ本に書いてあるあらゆる事項をトライして行動に移すことはないにしても、何か1つでも自分の生活や仕事を向上させる知識を得たうえで試していくようにしたい。 1冊に1つくらいであれば、ハードルも低くて続けられるだろう。 そういったアウトプットの意識を高めて本を読めば、読んだ本の知識定着にも寄与するはず。
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