仕事ができるとは何なのか

仕事

あの人は仕事ができる。

よく聞くフレーズであり、よく使うフレーズでもある。

仕事ができるというとき、その発言者のなかでは具体的に何か出来ている様子が頭に浮かんでいるのだろう。

しかし、よく考えると仕事ができるとは何なのかよくわからない。

事務処理の速度が早いのか、事務処理にミスがないのか、細かいところに気が付くのか、顧客との付き合いが上手なのか、営業・商談がうまいのか、資料をキレイに作成することができるのか。

仕事ができるを分解しようとすると、割と色々な事項にまたがっていて、一概に言えないことに気が付く。

会社に所属する以上は、基本的には売上を上げる、利益を上げる人が仕事ができるに違いないが、バックオフィスの人への評価で使うときはそうとも限らない。

そうなると仕事ができるということを構成する要素として、一般的にどの項目があるのか挙げづらくなってしまうが、わたしとしては次の2点が大きな要素に思う。

1.相手の立場を考えて対応・行動できる

2.文章がうまい、わかりやすい

基本的には1.は2.にも応用できるので、煎じ詰めれば1.だけかもしれない。

相手のことを考えた言動をできる人こと仕事ができる人だと感じる。

これはよくビジネス本にも書いてあることなので当たり前のことかもしれないが、確かにそう思う。

結局お客さんのニーズや要求を汲み取り、それに対して提供できるサービスなり解決策を提案できる人が結果的に営業成績も良いし、商談もまとめてくる。

相手に対して阿るわけではなく、時には毅然とした態度で突っぱねることもありながら、要所要所ではポイントを抑えた受け答えや対応ができる。

わたしなどはいくら頭ではわかっていても、ついつい独りよがりで自分のことしか考えていないような言動を取ることが多々ある。

後から振り返って気が付くときもあるが、気が付いていないときもあると思う。

相手あっての商売なので当然といえば当然なのだが、意識しないと自社だったり自分のことしか考えなくなってしまうので、強調しすぎることもないと思う。

2.については、1.の延長であって、文章がうまく、わかりやすい人は仕事ができる。

文章がうまい、という文言自体もまた分解が必要であるが、要は読まれる場面や読み手のことを考えて文章を書けるということだろう。

それが結果的に文章がうまく、わかりやすいと判断されるのだと思う。

ある程度、高位の役職に就いている人はだいたい文章がうまいと言われることが多い。

これ自体は多少忖度というか、権力者への媚も入っているように感じることもあるが、確かに文章がわかりやすい人が多いと思う。

また反対にあまり文章がうまくない、下手だと見られている人は、往々にして仕事ができない、若しくはできないと思われていることが少なくない気がする。

こう書いている自分自身はどうなのか、と問われると答えに窮する。。。

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