パターン認知の奴隷

仕事

パターン認知

結局、頭の良さはパターン認知なのかもしれない。

パターン認知(認識)とは、「自然情報処理のひとつ。 画像・音声などの雑多な情報を含むデータの中から、一定の規則や意味を持つ対象を選別して取り出す処理である」とWikipediaでは定義されている。

受験・勉強

結局どれだけのパターンを認識・認知しており、そのパターンに応じて対応できるか、そのスピードと正確さをもって頭の良さとされている気がする(抽象化能力ともいえるが)。

特に一般的な勉強や受験などはモロにこのまんまだと思う。

いくつもの問題のパターンを記憶し、試験のときにそのパターンごとに解答をしていく。

知っているパターンが多くなればなるほど、あてはめられるパターンも増えるので、それだけ対処できる問題も増加する。

だからこそ、みんな勉強してそのパターンをたくさん暗記する。

仕事

受験にあてはまるのは当然として、これは仕事でも通じると思う。

仕事もこのパターンであれば、この対処法でいい、というパターンが増えれば増えるほど処理速度も早くなる。

新入社員の仕事が遅くみえるのは単純にパターンの数が圧倒的に足りないからだろう。その数が増えてくれば自然と仕事は早くなるはず。

だからこそ、パターン認知の能力が高い人ほど受験も仕事も成功しやすいといえるはず。

ただ、パターン認知が通じないときにどう反応するかはその人次第なところがある。

どういうことかというと、自分の知らないパターンに遭遇したときに

知らないパターンだから解答ができない
知らないパターンだが、持っているパターンの組合せで対処できないか

のどちらの態度を取るかはその人次第にみえる。

当然①だと、未知の問題に対しては諦めてしまうので問題が解決することはない。

一方で②であれば、解決を諦めているわけではないので、何かしらの解決の糸口がつかめるかもしれない。

こう考えると諦めるか・諦めないかというマインドセットの問題のようにもみえてくる。

すごく知識も多く、物知りな人でも①の態度であれば仕事ができるとはいえないだろうし、逆に知識がなくても②の態度を持っていれば解決に向けて行動できるという意味では仕事ができるといえる。

パターン認知の奴隷となってしまい、パターンが通用しないと何もできなくなってしまうのではなく、やはり何でも良いから解決しようとするマインドセットこそが重要なのかもしれない。

これは自分に対する戒めになる。ただ知識を吸収するだけではダメで、そういったマインドセットを育む姿勢を持つことも必要だということを忘れてはいけない・・・。

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