夜勤時代の思い出

仕事

2浪目の最中、受験の費用を稼ぐためにファミレスでアルバイトをしていた。

そのときは時給が良いということで安易に深夜勤務を志願していたのだが、いま思うとよくやっていたなぁと思う。

仮に今もう一度やれと言われても、身体がもたない気がする。そう考えると医師や看護師、工場の深夜勤務の方などはスゴい。

当時は22時から8時までの勤務で、確か2〜3時間の間隔で20分の休みがあり、合計60分休憩時間があったように思う。

深夜のシフト自体は日曜日と月曜日に2日連続で入れていたのだが、日曜日の夕方頃からの憂鬱感は半端じゃなかった。

2日連続して深夜勤務をしなければならないという事実に嫌気を常に覚えていた。自分で選択したのだから文句言うのはお門違いではあるが。。。

深夜勤務は主には店舗や機器の掃除がメインなので、お客さんの対応をする機会はそこまで多くない。

お客さんの対応をしているときは別の考えをしている余裕はないが、掃除をしているときは色々と考えてしまう。

その当時は当然2浪中の身だったので、「次落ちたらどうしよう」「3浪する可能性はあるか」「もう就職したほうがいいのか」といったことをよく考えていた。

2浪時のメンタルヘルスは芳しいものではなかったが、特にこのバイト中の思考はネガティブだったように思う。

深夜という時間がそういったネガティブな思考を助長していたのかもしれないが、悲観的で後ろ向きなことを思う機会が多かった。

そのため深夜の3〜4時くらいの時間帯に最も憂鬱で暗く悲観的になっていた。

ただ、日が昇ってくるとバイトの終わりが近づいていることと、朝が来たという事実を認識できるためか、段々と明るくなっていったように思う。

バイトの終わりが感じられている部分が大きかったとはいえ、やはり朝はポジティブな気分を醸成するのかもしれない。

また5〜6時になるとお客さんも割と来るので、その対応で他のことを考えている余裕がなくなるというのもその要因だろう。

なんだかんだお客さんの対応をしていると時間が経つのは速いので、そこからあっという間に8時になり、勤務終了となる。

バイトが終わって8時半頃に、多くの会社員や学生が通勤・通学するのを尻目に自宅に帰るのは少し優越感(自分は一仕事終えているという)もあったが、同時に劣等感(なぜ深夜勤務をしないといけないのか)も感じていた。

帰ってから風呂に入って10時頃に就寝。そして17時くらいに起きて、また22時からの夜勤に憂鬱となっていた。

あのときの独特の時間の流れや気持ちの浮き沈みなどが今に役立っているかはわからないが、自分のなかではインパクトのある経験の一つだったように思う。

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