読書レビュー:『なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか “ゆるい職場”時代の人材育成の科学』(古屋星斗)
偶発的にあてがわれたり、担当となった業務において成長が促される可能性を最初から無くしてしまっていいのかどうか。 ここは非常に悩ましい部分であり、結果論でしか判断できない気がするが、少なくとも自分のいる組織では、そもそも「本人の希望通り」に進むことも許されていない状況なので、この議論は遙か先にあるように思えてしまうけれど・・・。 本書は、若手育成の指南書であったり、現在の若者の特徴を教えることをメインに想定していると思うが、20代後半から30代が自分自身のキャリア戦略上のヒントを掴むために読むことも有益である。 古屋星斗氏の著作は今後も追いかけていくことになりそう。