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読書レビュー:『コンサル0年目の教科書 誰も教えてくれない最速で一流になる方法』(古谷昇)

「コツで覚える」ことが推奨されている本書においては、仕事や思考方法に関する具体的なテクニックやノウハウ、細かなフレームワーク(一部あるが)が解説されているわけではない。 コンサルや仕事の原理原則、マインドセットといったより根本的な考え方にフォーカスが当たっており、仕事に向き合う際のOSを提供しているイメージ。 高松智史氏の帯コメントに「ひっそり、じっくり、理解したいコンサル原典」とあるが、まさにその通りで、平易な言葉で書かれているのですぐに読み終えられるのだが、一度では理解できていないし、自分自身に落とし込めていない感が強い。 再度読まねば。
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読書レビュー:『仕事がデキる人のたたき台のキホン』(田中志)

これは言うは易く行うは難しで、実際にはハードルが高い。しかし、そうしないとたたき台が「たたき台」にはならない。 早めに叩かれて、課題に対する目線合わせをしておくことにプライオリティを置いて、そのためにはどんどん意見を言われた方が良いと認識を変えねば。 それにしても「たたき台」をテーマにした本は盲点だった。仕事をしていると「たたき台」という言葉はよく聞くのだが、それに関する書籍がなかったとは・・・。 このテーマ設定、目の付け所も勉強になる。
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読書レビュー:『すぐに実践したくなる すごく使える心理学テクニック』(内藤誼人)

それを考慮すると自分自身が優秀層でいられる組織や場所を見つけたうえで、そこで活躍することを意識的に選択するというは賢明な判断のように思う。 いる場所によって評価される能力が異なり、また周りとのバランスでも能力の高低は変わってくる。人の能力が相対的なものだというのは忘れがちなので覚えておきたいところであり、それを意識するうえでも「小さな池で暮らす」という戦略は役立ちそう。 全部で80個のすぐに役立つ心理テクニックが載っており、読むのに時間もかからないので誰にでもオススメできる本。
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読書レビュー:『黎明 日本左翼史 左派の誕生と弾圧・転向 1867-1945』(池上彰/佐藤優)

そのなかでも戦前と戦後の違いとして「戦前はナショナリズムと宗教と左翼運動が渾然一体となって」いることが挙げられているのは興味深かった。 今となってはこの3つが同列に扱われることはないし、むしろ相容れない部分が多いように感じるが、戦前においてはそれらが一体となっていたというのは意外な部分であり、このフレームがわからないと戦前の左翼史がわからなくなるという。 世界的に反移民の潮流が広がるなかではナショナリズム、国内外で対立の根源となっている宗教と左翼運動がどう結びついていたのか。 このことを整理しておくことは今後の政治的・社会的な動きを掴むのに活きてくるはず。 本書は比較的理解できたとはいえ、まだまだ消化不良の部分も多い。 この4冊目でシリーズは完結ということなので、まずは本書も含めもう一度本シリーズを読み直すようにしなければ。。。
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読書レビュー:『それからの帝国』(佐藤優)

これだけ知識を有し、頭の回転の速い人が勉強しないといけないと言っている状況で、凡人が勉強しなくては差は開くばかり。 このあたりは一種諦めというか、知識人により勉強してもらい、国を良い方向に舵取りしてもらうことを期待するのも一般庶民の選択肢のひとつなのかもしれないが。 また佐藤優氏が次世代に経験を伝えることを意識し始めたのもサーシャがきっかけとなっていることも本書を通じてわかる。 ある程度の年齢に達すると自分自身が経験したことを次の世代に引き継ぎたくなるのは人間の本性なのだろうか。 人類の進化の過程で知が継承されてきたことに鑑みれば、本能的なものなのかもしれない。 佐藤優氏の身体的な不調の問題もあって、あとどれだけこの手の自伝的ノンフィクションが出版されるかわからないが、一読者としては可能な限り氏の物語を読みたい。 今回も間違いなくオススメできる。
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読書レビュー:『替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方』(国分峰樹)

例えば著者自身の専門性がどういった過程で磨かれていったのか、そのプロセスをどの論文を読み、どういった問いを立て、どうやって専門性を身につけていったのかを具体的に知りたかった。 もしかしたらこのあたりを述べると大学院での研究活動の紹介になってとっつきづらくなるから避けたのかもしれないが。 当たり前のことであるが、一朝一夕では専門性は身につきませんよ、というのが本書を通じて得られた一番のメッセージかもしれない。
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読書レビュー:『降伏論「できない自分」を受け入れる』(高森勇旗)

変化するというと0から100に一気にトランスフォームすることを思い浮かべがちだが、当然だがそんな風に一気に変わることはない。 変化は徐々に少しずつしか起きない。これも重要な示唆のように思う。 本書にはそのためのステップが細かく書かれており、すぐに取り組めるという点で極めて実践的であり実用的な書籍といえる。 あとは自分自身がこのマインドセットを導入し、仕組みの導入など含め取り掛かれるかどうか。 オススメできる一冊。
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読書レビュー:『さみしい夜にはペンを持て』(古賀史健)

日記の読者である自分自身にわかってもらおうとする意識。ここに日記のパラダイムシフトがある。 この本は自分自身でも再度読み返したいし、自分の子どもが大きくなったとき、それこそ中学生くらいになったタイミングで贈りたい。 それを有り難く受け取ってくれるかは未知数だが、少なくとも自分が中学生のときに本書に出会っていたらまた自分の人生が違ったものになっていたように思える。それくらい良書だ。
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読書レビュー:『世界はなぜ地獄になるのか』(橘玲)

個人レベルとしては上述のとおり、そういったトピックを避け、批判しないことが重要となってくるが、それが社会的なレベルで最適解なのかというと疑問は残るところ。といっても現実的に解決する方法がまったくなさそうであるが・・・。 やはり一個人としては半径5メートルくらいの親しい人とのコミュニケーションを重視して、面倒になりそうなことは避けるという態度で挑むほかなさそう。
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読書レビュー:『アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術』(内田和成)

この視点をもって生活するのとしないのとではインプットも当然違ってくる。 「大事なことは、自分がどこで食っていけるか(あるいは組織の中で差別化できるか)常に意識すること」とあるように、市場において差別化することが難しいのであれば、まずは組織内での差別化を意識するというのは、組織内での生き残りという意味で大事になってくる。 どこの場において相対的に自分が優位な部分が少なからずあるはず。 それを意識して仕事や業務を行えば、その組織内での相対的なポジションは上昇し、周りと差別化することができる。 期待役割、マイナスのエントロピー、スパークを生む情報など、著者独自と思われるキーワードがあるのも、本書の内容を思い出すトリガーとして役立ちそう。 本書は、思考の土台となる考え方を掴むのに役立つはず。
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