わかりやすく話す

仕事

わかりやすく話すことが苦手だ。わかりやすい云々の前に、話をすること自体がそこまで得意ではない。

世間一般でいうと、どちらかというといわゆる「コミュ障」に近いと思う。

なるべく知らない人とは話したくないし、話しかけられたくもない。

コミュニケーションを取ること自体に割とストレスを感じる。こういうと、社会不適合者の烙印を押されかねないが、率直に言うと1人で淡々と作業していたほうが楽だ。

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そうは言っても、そんな我を通すほど能力も資産もないので、食べていくため、仕事をするためにはコミュニケーションを取って、話をしていく他ない。

そこで問題になるのが、わかりやすく話しが出来ないことだ。

わかりやすい説明や話し方の本を、いくつか読んでいたりするので、当然「結論を先に言う」「主張+理由をセットに」「ポイントを3点に絞る」など、わかりやすく話すためのテクニックを学んではいる。

しかし、いざ話そうと思うと、話の流れに翻弄され、自分が想定していた話・話し方が出来ないことが多い。

話している最中に「あ、支離滅裂なことを今話しているな」というメタ認知は出来るのだが、うまく修正することが出来ないでいる。

こういう場合、たいていは場数を踏んで、経験していくしかない、という話になる。

人と話をするときにわかりやすく話すことを意識して練習しかないと。

そんなものかと思い、普段何気なく会話している妻と話をするとき、あることに気が付いた。

妻と話しているときの自分は、ほとんど文脈依存で省略だらけの返答しかしていなかったのである。

いざ、説明しようとすると、ステップを踏んで一つずつ話さなければならないことに気が付き、いかに普段の会話がいい加減なものかを痛感した。

わたしが、わかりやすく話したり、説明したり出来ないのは、この文脈依存の省略だらけの話し方に慣れてしまっていることが原因の一つかもしれない。

意識的に省略せずに話をしようとすると、これで伝わるだろうか、これで理解してくれるだろうか、といったことが気になってくる。

こういった普段からの丁寧なコミュニケーションの姿勢と実践が、回り回ってわかりやすい説明・話し方に繋がるのかもしれない。

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