社会人になると多くの時間を失う代わりに、学生時代よりも可処分所得が増える。
その失う時間に見合っているかどうかはさておき、使えるお金の量は増えるので、色々と買うことに抵抗がなくなってくるのは確かだ。
コンビニで買い物をすることに抵抗もなくなるし、ちょっと高いものでも何とか買えてしまうので、買うハードルが下がる。
いや抵抗がなくなるというよりお金を使いたくてたまらなくなる。
特に欲しいものもないのに、週末は買い物に出掛け、服やら靴やらを買い、そして外食をする。お金を持ったことによって感覚が麻痺し、どんどん何かを購入したくなってしまう。買い物沼だ。
いま振り返るとほとんどが無駄なお金だったことに気が付く。
そのときに買った服や靴などは捨ててしまってもう手元にはない。コンビニにも行く機会はだいぶ減った。そもそもコンビニで買っていたお菓子やジュースも今となってはめっきり口にしなくなった。
そのお金をもっと有意義なことに使っていればと後悔してしまうが、そういった経験がなければ今こうしてお金の使い道に敏感になることもなかったともいえる。
新卒1年目で給料が入り、お金を使いたくて仕方ないあの感覚。
自分の周りには1年目から堅実にお金を使っているような知り合いもいたので、もしかしたら自分が特殊なだけかもしれない。
ただ、もし新卒1年目でお金を使いたくてうずうずしている人がいたら、そのときは一回冷静になって、それに本当にお金を使うべきかをよく考えて欲しい。たいていは要らないものに使っていることに気が付くはず。たぶん。
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