TOEIC L&R TESTで測定できる能力としては、その試験の形式上、英語の①リーディング能力と②リスニング能力ということになる。
どれだけ英語を読むことができるのか、またどれだけ英語を聞くことができるのか、という能力の有無を数値化することになる。
TOEIC L&R TESTを受ければその2つの能力の現時点での実力が反映される、というのが一応の建前になっている。
しかし、全てのテストがそうであるように、テストには対策が付きものである。
TOEIC L&R TESTに関しても多くの対策本が出版され、また多くのTOEIC L&R TEST用の対策講座が開かれていたりする。
そういった教材や授業を通じてTOEIC L&R TESTのスコアアップのための、わたしを含む多くの人が励んでいる。
しかし、こうして過度に対策を進めると、結局そのテストの結果(スコア)は本当の実力の証明になっているのかわからなくなってくる。
TOEIC L&R TESTで同じ800点を取った人でも、入念にTOEIC L&R TESTの傾向を把握し対策をした人と、何もしなかった人では、おそらく後者の人の方が実力は上であろう。(こんなことは多くの人がわかっているであろうが・・・)
結局はTOEIC L&R TESTのスコアを何かの手段として使うために点数を求めているに過ぎないからこそ、こういう事が起きるわけで、実力云々の話はまた別の問題なのかもしれない。
かくいう私もTOEIC L&R TESTにて950点を目標にしているが、おそらく現状の英語の実力のみで950点を取ることは厳しいので、TOEIC L&R TESTの対策をして点数を積み重ねるしかない。
そうなってくると何のために950点を目指しているのかわからなくなってくる。
決めた目標を達成したい、というのが動機という何とも言えない状況かもしれない。
うだうだ言ってないで勉強した方が950点に近づくし、また英語の実力も上がるかもしれないのは確かだ。
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