本棚

読書

いま住んでいる家には物置かつ書斎として使っている部屋がある。

元々は書斎として使っていたのだが、子どもが生まれてからは物が増えてきて、最近は専ら物置部屋となりつつある。

こうやって物が増えてくると、本が物理的に専有しているスペースの多さに気が付くようになる。

わたしの本棚は、キューブボックスという積み重ねることが出来る木製の箱である。

これが合計で50個ある。それを重ねて組み合わせ本棚として使っているのだが、如何せんスペースが取られる。

要らない本を捨てて、今後の買う本は全て電子書籍にした方が良いのではと、よく考える。

いつでもどこでも読むことが出来るようになるし、何よりスペースを取らなくなる。

しかしながら、電子書籍に完全移行することに躊躇してしまう。理由は2つある。

紙の本の方が頭に入りやすい

昔の人間のためか、紙の本で読まないとなかなか頭に入って来ない。

これは慣れの問題も多分にあると思うのだが、線を引いたり・ページを折ったりする物理的な感触と、ページが進み、残り何ページくらいかと感触的にわかる感覚がその原因とも思っている。

この辺りの話は既に電子書籍のメリット・デメリットの話でよく出てくる話だが、わたしもそこは痛感する。

英語の本を読むときなどは、すぐにわからない単語を調べられるので電子書籍で読むほうが快適かつ効率的に読めるが、日本語の本はまだ紙の優位性が上回ってしまう。

物理的に本がある環境

大量の本に囲まれた部屋。

整然と慣れべられた本棚。

本を読むようになってから、そういった環境に憧れを強く持ってきたためか、多くの本・本棚を持つことへの憧憬の念がずっとある。

立花隆氏や佐藤優氏の仕事部屋の本棚を見ると、純粋に羨ましく感じてしまう。

実際に本棚に比例して、わたしの頭脳が優秀になるわけでも、その分多くの知識が蓄えられているわけでもないのだが、多くの本を持つということ自体が憧れとなっているのは否定できない。

コレクターに近い感覚なのかもしれない。

また実家には本棚がなく、知的な環境とは程遠かったので、それへの反発から物理的に本に囲まれる環境を求めているとも言える。

自分の子どもにはなるべく多くの本がある環境で育って欲しいという希望も含めて。

まとめ

結局、本棚を捨てることはないと思う。しかし、スペースは限られる。

持っている本を取捨選択して、不要と思われる本は処分して、新しい本を買うスペースを確保していくのが現実的な手段となりそう。

もう少し部屋が広ければと思うが、経済的に合理的ではないので諦めよう。

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