読書レビュー:『コンサルが「マネージャー時代」に学ぶコト』(高松智史)
自分がマネージャーではないこともあって、後半のメンタル的な部分の方が刺さるものが多かった。
とにかく読みやすく、実用的・プラクティカルなので役に立つ、というのは前作から変わらないところ。
読めば何かしら気づくことがあるし、参考になる。
個人的には、「人生はメンタリティ。そしてビジネスはもっとメンタリティ」「ビジネスは人生の下位互換」というのが刺さった。
前者は、頭の回転だったり、知識の抱負さ、論理力などが大事だと思ってしまうところ、その前段階としてメンタリティが重要だということを再認識させてくれる。
いわゆる「勝者のメンタリティ」と言われるようになったのも、メンタリティの重要性に対する認知度が高まってきたからだろうか。
また後者については、捉え方によっては逃げているようにも聞こえがちだが、どう考えても人間にとって人生の方がプライオリティが高いことを考えれば、これは意識しておくに越したことはない。
仕事をしていると、ついつい仕事が人生の全てのように見えてしまうときがあるが、そういうときに視野狭窄にならないために、このフレーズを唱えよう。
内容が盛り沢山で、一度読んだだけだと消化しきれない。
著者が言うとおり、重要だと思ったところや、使える部分は「暗記」するまで繰り返し読み込まねば。