藤原和博

読書

読書レビュー:『どう生きる?ー人生戦略としての「場所取り」の教科書』(藤原和博)

こういう考えに嫌悪感や卑しさを感じながらも、結局は日常の場面場面で、この考えに支配されて行動してしまう。 自分自身で築き上げた明確な価値基準がないからこそ、他者の目を気にし、他者との比較のなかで自分のポジションを決めようとする。 ただ、人との比較は幸福から遠ざかる行為。この考えを脱却しないことには幸福になれないことをまた意味する。 どうやってこの価値観から逃れるか。価値観が個人単位だけで形成されず、文化的・社会的な影響も大きく受けることを考えると、容易に脱却できない気もするが、地道に考えを修正していく他ない。
読書

読書レビュー:『処生術』(藤原和博)

この本で1番触発された部分でいうと、最後の文庫版の付録としてエッセイで勝間和代氏が提案しているとおり、自分の人生のストーリーを棚卸しする、という点だろう。 自分がどういった価値観を持っていたり、どういった仕事を今まで具体的にこなしてきたか、将来的に何をしたいか、などなど。自分のなかで紙に書き出してみること。 この作業自体は他のビジネス本などでも推奨されているが、意外と後回しにしがち。 かくいう自分もいつかはやらなければとは思っているのだが、ずっとできずにいる。この機会に紙に書き出して自分の「履歴書」づくりを始めたいところ。
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読書レビュー:『父親になるということ』(藤原和博)

何も意識していないと子どもに対して何となくテキトーに接してしまい、そうしていつの間にか子どもは大きくなってしまう。 これは利己的な発言であるが、そうなってしまっては「子育てによる「親育ち」」の機会を損失することになる。 利己的とはいっても親が成長しないと子どもに悪影響があるという点では「利他的」なのかもしれないが・・・。 いずれにしても子どもに接する際の参考書として使っていきたい。
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