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読書レビュー:『ホワイトカラー消滅 私たちは働き方をどう変えるべきか』(冨山和彦)

この読み書き能力を鍛える作業は、回避しようと思えば意外と回避できてしまうので、意識的に取り組まないといけない。 なるべく長い文章を読み、そしてなるべく多く文章を書いていかないといけない。 本書にも記載があるが、資料といえばPPTで作成することが多いが、PPTのフォーマットは「誤魔化しが利く」ので、なるべくWordベースの文章で書いていかねばならない。 こう考えると、基本的な教育内容ある読み書きというのは大人になってからもずっと影響することを考えると、改めてそこに真剣に取り組むことの重要性も感じるし、自分の子どもに対しても読み書きの能力だけは一定水準でも担保してあげねば、と思ってしまった。 とはいえ子どものことよりも、まずは自分自身。濫読し、どんどん書いていこう。
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読書レビュー:『戦略がすべて 』(瀧本哲史)

読みたいと思ったきっかけ 瀧本哲史氏の著作は定期的に読み返したくなることが多く、今回もその一環で読み直してみた。 戦略がすべて (新潮新書) 価格:924円(税込、送料無料) (2024/11/4時点) 内容 目次...
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読書レビュー:『新・臆病者のための株入門』(橘玲)

結果的には年始に一括投資しておけばよかったと後悔しているが、これは仕方ない。 自分自身は投資についてあまり詳しくないので、どこかで勉強していかないといけないという思いはあるのだが、それはそれで時間も奪われるので、それが良い選択なのか悩ましいところ。 本書でも述べられているように「稀少な時間資源を投資に使えば、それによって別のこと(仕事、勉強、趣味、家族・友人との交遊など)に割く時間がなくなってしまう」ことを考えると、何も考えずにとりあえず「オルカン」を積み立てしていくのでも良いのかもしれない。 「ほとんどのひとの目的は老後を経済的な不安なく暮らすことだろう」という指摘が重要で、何を目的としているかを忘れてしまいがち。 この目的を忘れると、ただただお金が積み上がっていくのが目的になってしまう可能性があるのは要注意か。
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読書レビュー:『本物のコンサルを選ぶ技術』(堀紘一/津田久資)

それを踏まえてどうすれば「本物」を選べるかというのが本書のテーマとなっている。 私自身のかなり少ない経験からも、コンサルティングを依頼する側が問題意識や目的、ゴールをあらかじめ設定しておく必要性があるというのは強く思うところ。 コンサルティングにお願いすると色々と調査してくれて、データの整理や動向把握はできるが、それを受けて実際にどのように業務を進めるか、制度を変えるか、は依頼者が最終的には判断しないといけない。 ついつい「答えを教えてください」という受け身の姿勢でコンサルティングの話を聞いてしまうが、この姿勢を根本的に改めないと何も解決はせず、ただ高いお金だけを支払うことになってしまう。 この著作を通じて、発注側の意識も大切という点を再認識できたのが一番の収穫かもしれない。
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読書レビュー:『悩まない人の考え方』(木下勝寿)

これは常に心に銘記しておくべきだし、思考プロセスとしても常にその観点からのチェックが入れられるように仕組み化しておく必要がある。 また「『9回の失敗』とは、厳密には『9種類の失敗パターンの体得』を意味している」という点も印象に残った。 確かに失敗パターンを持っていることは、それを回避すれば成功確率が上がることを意味する。 ただ、このとき「失敗から学んでいて、その失敗をパターンとして認識し、整理できている」ことが前提なのは言うまでもない。 同じ失敗を割と繰り返してしまう自分にとっては、この点にも注意が必要に感じた。 2024年に読んだ書籍の中でも、仕事はもちろん、日々の考え方にも良い影響のある1冊だった。
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読書レビュー:『日本人の7割が知らない世界のミカタ』(佐藤優/古谷経衡)

何かと風当たりの強い印象のFラン大を擁護している議論を見たのは初めてな気がする。 私学助成金などの文脈で、そんな大学にお金を配分するのは非効率だという非難がなされがちなFラン大であるが、地場産業の人材供給源として機能しているらしい。 とはいえ、そういった機能を担うだけであれば必ずしも大学である必要はないような印象も受ける。 職業訓練に特化した学校や施設で代替できそうな・・・。 今時点においてFラン大がそういった機能を担っている側面があるという意見をインプットしておくのは物事を多面的に見るためにも重要に感じた。
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読書レビュー:『DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある』(橘玲)

ホントは加害者であったときもあるのに、それを犠牲者であることを大きくフォーカスすることでオーバーライドする。 これは割と頻繁に散見される事象であるように思う。 じゃあどうするの、と言われると、結局うまくバランスを取っていくしかないという結論になるのはその通りだと思う。 でもこういった態度は「中途半端」とも捉えられやすいし、そういう意味であまり評価されないような気もまたする。。。
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読書レビュー:『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』(橘玲)

こういった前衛的な取り組みがどれくらい平凡な小市民である自分に影響してくるのか未知数ではあるが、少なくともそういう考え方や取り組みが行われている(行われようとしている)という事実は薄っすらとでも頭に入れておくのは重要に思える。 それがすぐさま何の役に立つのかはわからないが、世界が進んでいる大まかな方向性を示唆しているようには思えるので、そこを掴んでおくだけでもそれなりに意味はあるだろう。 それにしても政治哲学の領域で語られていた政治思想の話において、ここまでテクノロジーが絡んでくると、学問分野として文系領域では全く閉じないものになってきたと痛感する。 これはどの分野にも言える話なので今更ではあるが、学際的という言葉がより顕著に感じられるようになってきた印象を受ける。
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読書レビュー:『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆)

家事や育児などにもリソースを回さないといけない状況では、どの分野にどのリソースを割くか、突発的な自体でリソース配分を変えないといけないといったマネジメント問題が出てくる。 これがないだけでどれだけ楽になるか・・・。無い物ねだりではあるが、自分もついつい考えてしまう。 本書はメイントピックが労働史と読書史であるが、この後半語られる「全身全霊をやめよう」という一見読書と関係なさそうな章が一番印象的である。
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読書レビュー:『調理場という戦場』(斉須政雄)

そういったプロフェッショナルの話を聞いていると、往々にしてとても真似できないように感じてしまうし、それは無理のない話。 凡人である自分としては、それでもそういったプロフェッショナルの熱量に感化されることで、少しでも自分もそこを目指そうとする意欲が出ること、日常における取り組みが少しでも変化すること。そういったちょっとの変化を起こすための起爆剤として使うというのが現実的なラインのように思える。 定期的にパラパラと読み返しつつ、その熱量を自分に注入していきたい。
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