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読書レビュー:『悩みの多い30歳へ。 世界最高の人材たちと働きながら学んだ自分らしく成功する思考法』(キム・ウンジュ)

逆に言えば、どういうストーリーを語りたいか、そこが決まればそれに沿った行動を自分で選択していくこともできるということになる。 理想を描き、そこと現実のギャップを埋めるという行為に近い。 もちろん描いていたとおりのストーリーに現実がなるはずもないのだが、それでも人生の指針としてストーリーを持とうとすることは役に立つかもしれない。 また英語に苦労してきたという著者が実践してきた英語勉強法についても結構具体的に記載されており、それも参考になる。 とりあえず自分は毎日教訓を3つ書くことを続けるようにしたい。 30歳へ、というタイトルにはなっているが、必ずしも30歳・30代だけでなく、20代でも勉強になるし、40代でも為になる内容も多くあるはず。
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読書レビュー:『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』(ピョートル・フェリクス・グジバチ)

確かに社外の人間と同じように、社内の人間とも良好な関係を築こうとするのであれば、同じ人間なので必然的に同じアプローチを取れば良い関係を築けることになる。 仕事のときの何気ない雑談について「仕事の邪魔」という人もいるが(自分も少し感じていた)、良好な関係を築くという視点でいうと重要な働きをしているというのは盲点だった。 自分を知ってもらい、覚えていてもらえるということは誰にとっても嬉しい。 だからこそ、雑談を活用することで人をより良く知り、相手に自分を好印象に抱かせれば自然と関係性は向上し、そうすれば仕事でも成果を生み出しやすくなる。 ひっくるめると結局はコミュニケーション能力という話になりそうではあるが・・・。 元々予想していた内容ではなかったものの買って損はなかったと思える1冊だった。
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読書レビュー:『コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル』(メン獄)

ややともすると教育において「良い学校を出て良い就職をするために、とにかく勉強するのだ」という話になりがちだが、そもそもそれだけでは駄目ですよ、という反証にもなっているように感じた(必ずしも皆が激務な業界に行くわけではないけど)。 もちろん時代も変化してきて長時間労働も禁止、抑制され始めてはいるけれど、一部にはその残滓はあるだろうし、そこでは当然ながら体力(それも並大抵でない)が求められる。 このあたりは個人の選択の問題であって、そういう激務な業界を選ばなければいいだけの話でもあるけれど、そういう業界があり、そこで結果を出す人がどこまでコミットしているかを知っていることは重要に思う。 これは多分に、自分が現在長時間労働の環境に漬かっているから持ってしまう感想なのだけど・・・。 コンサルタントの具体的な働き方を学ぶためにも、著者の成長を見る教養小説としても興味深く読めオススメの1冊。
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読書レビュー:『百冊で耕す <自由に、なる>ための読書術』(近藤康太郎)

個人的には「小利口になってはいけない。むしろ大馬鹿になれ」というフレーズが気に入った。 利口であれば突き抜けているから良いのだろうが、小利口ぐらいで立ち回るのであれば、むしろ大馬鹿に(これも馬鹿では駄目で)なった方がいい。 不安であることが誰であっても付きまとう時代だからこそ(どの時代もそうだったかもしれないが)、その不安を意識的にせよ無意識的にせよ感じないほどの大馬鹿に。 突き抜けている人って称賛と大馬鹿の境界にいるように見えることを考えれば納得のいく話でもある。 いずれにしてもこの文章を味わって欲しい。名文記者は伊達ではない。
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読書レビュー:『出世 7つの法則』(ジェフリー・フェファー )

一般的に仕事ができて、成果を多く上げることにあって権力を握っていくと考えがちだが(少しうぶすぎるか・・・)、権力獲得がスキルだとしたら、それを身に付けていないと権力を持つことができないことを意味する。 でもよく考えてみれば、組織においても権力を握るためにあれこれと「工作」している人を会社内でも見ることがあるので、そういうのもスキルと言えるのかもしれない。 ただ、気になるのは冒頭に書いたとおり、これが日本社会で通用するのか否か。そこは気掛かりではある。 しかしながら、全部が適用できないとしても部分的に応用できるものはあるだろうし、そういう法則があると知っておくことで、誰が権力を狙っているかを把握することもできるし、当然ながら自分自身も自分を守るために権力を奪取するときに役立つ(はず)。
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読書レビュー:『これから市場価値が上がる人』(北野唯我)

といっても即行動に移れるほど、自分は勇気を持ち合わせていない。ただ、少しずつ新しい行動を取っていきたいとは思っている。 まずは知らない場所に行ってみる。知らないお店に入ってみる。知らない場所で買い物してみる。そういうハードルの低いところから始めていきたい。 そこで失敗してもそんなにダメージはないが、何かしら新しい経験から得るものはあるはず。 "off the beaten track"は確か安河内哲也氏の著作で見た用語だが、まさしくいつもと違う行動を取ってみるところからスタートしたい。
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読書レビュー:『シンプルで合理的な人生設計』(橘玲)

とはいえ、個人レベルでいえば本書に書かれたとおりに行動すれば、少なくとも苦境に立たされる(多くは経済的に)ことはないだろう。 合理性が金融資本、人的資本により効いてくることを考えれば、少なくともその2つの分野で苦しむことはなくなる(はず)。 社会資本においては合理性で割り切れない部分も結構ある気がしているが、時間の制約という観点でみると、確かにある程度はリソースに対するリターンで考えることができる。(このあたりは議論がありそうだが) あらゆるリソースの奪い合いの様相を呈する現代において、どこにリソースを投下するかは重要な問題。だからこそ、そのリターンを最大化しようというのが本書のテーマであり、その指針を提示しているのだろう。 この手の話は大人はもちろん、もっと早い段階、例えば中学生・高校生でも読んでおくと、自分の人生におけるリソース配分を早くから考えられて有益かもしれない。(学生時代の無駄に思える時間が必ずしも無駄なわけではないけれど)
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読書レビュー:『リーダーの教養書』(出口治明、楠木建 他)

解説の箕輪厚介氏の言うように、教養のための教養になってしまっては現実が何か変わることもないだろうし、このあたりはバランスを取る必要がある。 教養書を読むという行為を考えると、やはり時間のある学生時代にゴリゴリと読書を進めることが如何に重要性を改めて思い知る。今さら気付いてもどうしようもないのだけれど・・・。 それにしても文庫本で買うと638円という安さ。この値段でこの情報を得られるのはつくづく有り難いと感じる。
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読書レビュー:『高学歴親という病』(成田奈緒子)

まずは「早寝早起き朝ごはん」。何度聞いてきたかわからないこのフレーズがすべての始まりになる。 我が家の絶対軸も早速「早寝早起き朝ごはん」にしようと思う。 また、本書のなかで、問題のある家庭は父親が不在という指摘がある。 父親である自分もどうやって主体的に子どもに接していくか。ついつい仕事を言い訳に妻に子育てを任せてしまいがちになるが、父親として子どもとの触れ合いを積極的に行っていかねば、という思いを強くした。 文章もわかりやすく、読みやすいので2時間くらいあれば読み終えることができるので、子育て中の方は一度目を通すと学びが多いと思う。
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読書レビュー:『変える技術、考える技術』(高松智史)

語彙力はパッと思いつくけれど、その取り組みとトライする回数までは意外と思いつかない。これを知れたのも大きかった。 実用性という点でいうと、本当に製品の説明書やマニュアルレベルで実用的な気がする。(こうやって書くと逆に実用性が強調されないかもしれないが・・・) 本書の「はじめに」で書いてあるとおり、読めば何かしら実行できることがあるので、まずはパラパラとめくるだけでもしてもらいたい書籍。
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