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読書レビュー:『激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972』(池上彰/佐藤優)

革マル派、中核派など単語単語を聞くことはあっても、それがどういう系譜に連なっていて、どういった思想背景を持っているかまでは調べていなかったため、この本を通じて概略を知ることができた。 各派がどういう理論に基づき、どういった思想背景を持っているかを都度都度確認をしないと読んでいてわからない部分が出てくるので、その点は少し大変さは伴うが。 東大安田講堂事件やあさま山荘事件など、ニュースで聞いていた事件の背景をドキュメンタリーのような形で把握することができたのが、この本で1番良かった点。 各事件の影響が次の事件につながったりと、ストーリーとして読めるので、そこは物語としての面白さがあった。(本書の特に後半部分) 本編の最後に「第三巻」に関する言及があるので、続編は決定済みの模様。次回も楽しみにしたい。
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Kindleは難しい(読みやすいような読みにくいような)

Kindleデメリットについては、現時点での自分の個人的な感想の域を出ないものであるが、今は割とKindleでの読みづらさを感じてしまってはいる。 ただ、これはKindleでの読書経験が不足しているがために生じている現象ともいえる。 今後Kindleでの読書体験が増えれば、自然とKindleのデメリットは解消していくようにもうっすら感じてはいる。 自宅の物理的なスペース問題解消のためにも、Kindleでの読書に自分を慣れさせていくことはマストであり、2022年はKindleでの読書をメインにしていきたいところ。
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読書レビュー:『裏道を行け ディストピア世界をHACKする』(橘玲)

本書の内容については『スピリチュアルズ』や『無理ゲー社会』のなかで記載されていた内容と重複する部分はあるが、PART5のこの世界の切り抜け方については上記2冊では触れられていなかったように思う。 昨今のFIREやミニマリストの隆盛が、この無理ゲー社会を生き抜く手段であるという点は合点してしまった。 経済格差の拡大に対応する形で、FIREを目指し、なるべく不必要なものを買わず、捨てるというミニマリストをベースとするのは、最近自分も囚われている思想だったので、そこに意識的になれたのは本書を読んで1番良かった点。 橘玲氏の著作については、Amazonレビューなどを見ると辛辣な意見も書いてあったりするが、自分としては毎回海外の事例を知ることができたり、現代社会の潮流とそれに対する人々の反応など、トレンドとその理由を知るきっかけを与えてくれるので、そこまで否定的な意見はない。 まあ確かにここまで著者が有名になると自己啓発書ではないが、読んでいて楽しい、気分が良いから著書を買うという側面も否定できない。 そういう意味では本書はわたしにとっては自己啓発書や娯楽小説のようなものなのかもしれない。
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2021年12月購入書籍

読みたい本が多くあるので1月も色々と本を買ってしまいそうで怖いところ。 積読状態にするのは割けたいし、あまり欲張って買いすぎないように注意したいところ。
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2021年印象に残った書籍ランキング(2021年No.1の本)

こうやって印象に残った3冊を見てみるとそこまで共通点がないように思うが、割と著者が有名なので玄人感がないランキングとなってしまったのは否めない・・・。玄人でないので気にする必要はないのだけれど。 2022年はもう少し硬めの本を読んだり、小説も読んでいって、そういった本がランキングに入るようになれば、自分の幅が広がった証拠になるかもしれない。
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読書レビュー:『無敵の読解力』(池上彰/佐藤優)

政治家自体を選ぶのは国民という制度上の建前を考えれば、結局そういった政治家を選択している国民自体が教養を重視していないという話に帰結するわけであるので、教養ある政治家が誕生するには国民側が教養を深める必要があるという結論になりそう。今回の書籍も当然そこを念頭に置いているのだろうが。 こんなことを言っているわたし自身も最近はまったく学術書を読んでいないので、これを契機にまた硬派なアカデミック本を読んでいかねばならない。 学術本を読むのは結構骨が折れるので、電車の中でさっと読むには適さないことを考えると、また時間の捻出が難しくなってはくるが・・・。
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読書レビュー:『プロの思考整理術』(和仁達也)

具体的にどうやったら相手の話を整理できるのか、そのときの注意点はなにか、など詳しく書かれている。 また著書の掲げている具体例が実際に相手との会話を台本のような形式で掲載されているので、それも実際の会話例のヒントになるため有益に思う。 他人の感情を整理し、円滑な関係性を維持する作業を通じて、結果的に自分の感情の整理にも役立つ。 「相手がどうしてこういった言動を取るのか」といったことを含め、相手のことを客観的に分析することで、相手に対する自分の感情や態度もメタ認知できるようになる。 そうやってメタ認知できれば相手に対して無用に感情的になることを回避できるはず。 いわゆるソフトスキルと呼ばれるコミュニケーション技術の向上に資する一冊だと感じた。
TOEIC L&R Test

Amazon Primeの本で勉強しよう(TOEIC)

わたしはiPad miniを買ってからKindleを再び使い始めるようになったが、iPhoneでも若干小さく感じる(わたしのiPhoneが7であるのが原因だが)ときもあるが、使えるレベルではあると思う。 Amazon Primeユーザーであれば無料で上記の書籍は読めるので、ぜひ試してみて欲しい。 わたしもKindleが思いのほか使い勝手がいいので、Kindle Unlimitedに加入するか検討したいところ。
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2021年11月購入書籍

いよいよ12月。師走。 11月に引き続き12月もTOEICのL&R・S&Wに、簿記のCBT試験もあるので、12月も読書は封印しなければいけなさそう。 一通り試験が終わった年末にかけて読書できればと思う。
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読書レビュー:『世界のビジネスエリートが知っている 教養としての茶道』(竹田理絵)

「茶道がどうビジネスや日常生活に活きるか」という視点が強めに打ち出されている印象。 茶道の歴史や成り立ち、また何故茶道が海外の人々に受けるのかも説明がなされていて、この1冊を読めばある程度の茶道の知識が身に付けられるように構成されている。 当然ながらこの手の「道」は知識だけあっても仕方ないのは否定できないので、結局実際に茶道を経験してみるしかないのだが、その取っ掛かりとしては良書であるように感じた。 また海外の方とのやり取りように茶道説明用の英語例文が掲載されているのも、英語でどのように茶道を説明すればいいかの参考となる。 ただ、如何せん茶道は敷居が高く感じてしまう。 本書の中でも「敷居が高いと思っている人が多いが、そんなことはない」という記載があるが、実際に体験してみようと思うと一気にハードルが高くなるように感じるのはわたしだけだろうか。。。 この一歩を踏み出せるかどうかは、個人の決断力や行動力に依存するかもしれないが、茶道に触れてみたいと思わせる気持ちの背中を押す本であることは間違いない。
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