読書

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読書レビュー:『説明がうまい人はやっている「数学的」話し方トレーニング』(深沢真太郎)

ただ、当たり前のことであるが、いきなり結論を話していいのは、伝える相手が話す内容を事前に知っていることが前提となっている。 その前提がないのにいきなり結論を言われても理解できないし、そういうケース(相手が事情をわかっていない場合)の方がコミュニケーションの場面では多いようにも思う。 そういった場合には、本書で提唱されている「導入→主張→解説→結論」という流れのほうが適しているように感じる。 その意味でいえば「導入→主張→解説→結論」の流れに沿った話し方を学べるのは有益である。 とはいってもこの手の話は、頭で理解するだけでは駄目で、自分で実際に話して使ってみないと身につかないのだけれど・・・。 わたしもまずは直ぐにできそうな「相談です」「情報共有です」と会話の冒頭につけるところから始めてみたい。
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2022年印象に残った書籍ランキング(2022年No.1の本)

こうやって印象に残った3冊を見てみると去年と同じで、割と著者が有名な書籍に偏っているように思う。著名な著者の書籍を買いがちな自分がいけないのであるけれど。 2023年こそ、もう少し硬めの本を読みたいし、小説も読みたい。 なるべく自分の普段読まない書籍に手をのばすように意識的になっていきたいところ。 そうやって普段触れない書籍に触れることで自分自身の幅を広げていかねば。
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読書レビュー:『君たちの生存戦略』(佐藤優)

この指摘は自分自身にもやや当てはまる気がする。 何かを強く信じてそれにダイブすることが怖いという感覚があり、それゆえにあまり深く信じることをしない。その姿勢がここでいう新たなシニシズムなのかわからないが、わたしは若干その傾向がある。 でも、確かに自分以外でも若い人たちはこういったマインドを持っている人が多くなってきているようには思う。 その意味でいってもこの指摘も示唆に富む。 この解決策として目的論をベースにした生き方が掲げられており、その事例として女優の小芝風花さんが挙げられているのも意外であったが、彼女の経歴を知って合点した。 本書のまえがきにもあるが、佐藤優氏自身が慢性腎臓病や冠動脈閉塞などで闘病中であり、健康上の問題を抱えている。 佐藤優氏のファンとしてはできるだけ長く活動していただき、より多くの知見を後世に残していってほしいと強く願っている。
お金

一年間どれだけ費用が掛かったか(2022年書籍代)

金額としては約11万円ほど、冊数にして80冊ちょっと。 ただ、このなかには英語学習の書籍や簿記の参考書も入っているので、それらを除くと60冊ちょっとくらいになりそう。 英語学習に時間を割きたいこともあり、2022年の後半くらいから、あまり欲張って書籍を買わないように意識していたので、後半は冊数があまり増えていない。 こうやって見てみると書籍代だけで約11万を費やしたことになるが、趣味の一つと考えるとそこまで高くは感じないが、どうなんだろう。。。 買った書籍の種類についても分類を作れば、自分の買ってしまいやすい本の傾向がわかるかもしれないので、来年はそこも記録していこうかと思う。
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2022年11月購入書籍(先月何冊買ったのか)

中学受験をせず公立コース(公立中学→公立高校)でも問題ないと言い切っているところは、そこまで子どもの教育にお金を掛けられない自分にとっては安心材料の一つとなった。 また日本の教育に欠けているのが英語であって、それをどうやって補うかも書かれているし、中学受験をせずに留学にお金を回すことも手段の一つとされていることも参考になった。 藤沢数希氏の著作は以前にも読んだことあるが、文章もわかりやすく、理路整然としているので直ぐに読み終えることができるもポイントが高い。 とりあえず子どもを持つ親御さんであれば、現状の日本の受験システムを知る意味でも読んでおいて損はないはず。
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読書レビュー:『コスパで考える学歴攻略法』(藤沢数希)

自分の子どもが圧倒的にできるならまだしも、その可能性は遺伝的にも極めて低いことを考えると、金銭的にも時間的にも精神的にも無理をして中学受験をさせることが得策かどうかは要検討といったところだ。 本書で提示されるもう一つの選択肢である留学にしても、わたし自身が留学をまったくしたことないので、そこも未知数な部分が多く、中学受験にしろ留学にしろ未知の領域となることに変わりはない。 こうなるといずれにしても未知への挑戦となるので何とも判断しづらいところはある。 一つハッキリしているのは中学受験にしろ、留学にしろ、いずれもそれなりにお金を要するということ。 教育資金の捻出のためにもそれなりにお金を貯めていかないといけないことは間違いない。ここは避けて通れない。 子どもを持つ親で、子の教育について少しでも関心があれば本書を読んでおいて損はない。
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読書レビュー:『21 Lessons』(ユヴァル・ノア・ハラリ)

これは自分のこととして置き換えてみても納得してしまう。 何かわかりやすい基準や数値、そういった客観的な指標によって構成されている世界に魅力を感じることがある。 もちろんそんな「わかりやすい世界観」に入っていけば、それは現実から乖離している可能性が極めて高いため、その世界に入り浸ることで何かしらの問題が顕在化してくることが予想されるので、自分としては回避せねばとは思っている。 それでもこの不安感が付きまとう世の中で、そういった藁にもすがりたくなるのも妙に納得してしまう。 この書籍に中ではそういった虚構としての物語ではなく、真実を追うために必要な行為態度も語られているので、自分はそれを参照点として日々動いていくしかない。 なかなか一回で内容すべてを理解できないかもしれないが、まだ読まれていない方は読んでみると、何かしら刺さる部分はあるはず。
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2022年10月購入書籍(先月何冊買ったのか)

橘玲氏の著作を継続的に読んでいる読者にとっては重複する部分もあるが、個人的には一度読んだだけではなかなか記憶に残すのが難しいので、こうやって繰り返し説明を読めるのはアリと思っている。 知能格差が賃金格差に直結し、テクノロジーの発達で容易にあらゆる情報に誰でもアクセスできる状況下において、どうやって民主主義の枠組みで「良い政治」を進めるのかは難しいタスクであると痛感する。 苦しみや痛みを薬やテクノロジーで無くせるようになるのなら、個人的にはそれも受け入れる余地はあるように感じる。 もちろんそういった状況を支配する者が必ずいるわけで、支配する者がいるという状況を甘受できればの話であるが。意外とそこが難しそう。
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読書レビュー:『Deep Skill ディープ・スキル 人と組織を巧みに動かす 深くてさりげない「21の技術」』(石川明)

今回の書籍は組織で生き延びるというテーマが決まっていることもあり、わたしが一番刺さったのは「人間が群れを作る動物である」ということと、「組織が人の力を引き上げることができる」という2点。 前者については当たり前すぎて普段意識することがないが、すべての喜怒哀楽の出発点は群れを作る動物であるという前提に起因しているように思う。 その意味でいうと、何か起きた時にはこの大前提に返って考えてみることも有用であるように感じる。 また「組織が人の力を引き上げることができる」という点については、組織そのものの光の部分にフォーカスしていることで希望を持てる。 組織というと、もはやその言葉自体にネガティブな印象がくっついてしまっているが、そういうマイナス側面以外にプラスの側面もあるということを頭に入れておくことで、組織に対して別の角度で考えられるはず。 その他にも「上司の言う一般論は一般論でない」「近代的なパッケージが時代にそぐわなくなっていきている」など気付きや学びになることが多くあった。 対談本であることからも読みやすいので、組織に属する方には是非読んでみてください。
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読書レビュー:『独ソ戦』(大木毅)

読みたいと思ったきっかけ 佐藤優氏の著作のなかで推薦されていたのがきっかけ。 この本が出版された2019年のときから書店で見かけて気にはなっていた。 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書) 価格:946円(税込、送料無料)...
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