自分の拠り所となる価値観を形成できていない。
最終的な人生の目標と言い換えてもいいと思う。
人生の羅針盤ともいうべき目標設定がない故に自分の行動に一貫性がないし、何事も継続できないでいる。
しかしながら、人生の目標と言われてもすぐに思い付かない。
家族と幸せに過ごす、お金に不自由なく暮らす、といった漠然かつありふれた内容しか浮かばない。
当たり前のこと過ぎて目標としている感覚が湧かないのも問題のように思う。
こういったときにどうやって目標を立てればいいのだろうか。
1つ考えられるのは「〜は嫌だ」という形で、なりたくない状態を挙げて、そうならないように組み立てるというものだろう。
佐藤優氏がいう、いわゆる否定神学の方法だ。
「否定神学というのは「何々ではない」という形で否定表現のみをつらね、その残余の部分を真理であるとする方法です」『はじめての宗教論 左巻 ナショナリズムと神学』
このやり方であれば自分の嫌なことをとりあえず列挙していけばいいだけなので、定義するハードルが下がる。
何も決まっていない状態よりも、自分の好ましく思っていない状態を書き出し、言語化しておく方が自分の目標設定には近づいているだろう。
このとりあえず列挙するという作業には『ゼロ秒思考』の方法を用いて、A4のコピー用紙に思い付いたやりたくないことを書きまくればいいだろう。
兎にも角にも、目標を設定するために言語化しなければならない。
この言語化を怠って、頭の中でぼんやりとイメージだけを持っている状態が良くない。自分の頭からは切り離した状態にして、客観視することで見えてくるものもあるはず。
毎日1枚でいいから目標設定のために書いていこう。
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