第286回TOEIC L&R TESTの結果は870点(リスニング: 410点、リーディング: 460点)であった。
スコアシートが返却されたので、今回もスコアシートのアビリティメジャード(アビメ)を詳しく見てみよう。
アビリティメジャード(アビメ)とは
TOEICを受けるとスコアシートにアビリティメジャード(アビメ)というものも掲載されている。このアビメはパートごとの正答率を表しているわけではない。
パット見ただけだと何ができているのかよくわからないが、それぞれのアビメの項目がTOEICのどのパートに対応するかが一応決まっているようだ。
リスニング、リーディングのそれぞれの該当パートは以下のようになるらしい。
リスニング
No. | 該当パート | 内容 |
1. | パート1、パート2 | 短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報 をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる |
2. | パート3、パート4 | 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報 をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる |
3. | パート1、パート2 | 短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる |
4. | パート3、パート4 | 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる |
5. | パート2、パート3、 パート4 | フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる |
ざっくりとしたイメージでは
・短い会話関連→パート1、パート2
・長い会話関連→パート3、パート4
となる。
リーディング
No. | 該当パート | 内容 |
1. | パート7 | 文書の中の情報をもとに推測できる |
2. | パート7 | 文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる |
3. | パート6、パート7 | ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けること ができる |
4. | パート5、パート6、 パート7 | 語彙が理解できる |
5. | パート5、パート6 | 文法が理解できる |
リーディングに関しては、
・語彙・文法関連→パート5、パート6
・読解関連→パート7
となる。
第286回のアビメ
それではわたしの第286回のアビメを見ていこう。
リスニング
まずはリスニングから。
No. | パーセンテージ | 該当パート |
1. | 81% | パート1、パート2 |
2. | 78% | パート3、パート4 |
3. | 87% | パート1、パート2 |
4. | 80% | パート3、パート4 |
5. | 73% | パート2、パート3、パート4 |
前回(第284回)と比べると以下のとおりになる。
No. | 第284回 | 第286回 | 増減 | 該当パート |
1. | 100% | 81% | 19% ↓ | パート1、パート2 |
2. | 86% | 78% | 8% ↓ | パート3、パート4 |
3. | 94% | 87% | 7% ↓ | パート1、パート2 |
4. | 89% | 80% | 9% ↓ | パート3、パート4 |
5. | 100% | 73% | 27% ↓ | パート2、パート3、パート4 |
前回(第284回)と比べて全項目において数値が下がった。特にNo.5は27%減という惨状・・・。
スコア自体が大きく下がったので、アビメもこれくらい酷いのは予想できたが。
感触としてはパート4の出来が悪かった印象であるが、アビメを見るとパート2も結構取れていなかったことが予想される。
パート3・4は長く話される文だけ曲がりなりにも理解できる部分があるが、パート2は短文なので聞き取れなければ手も足も出ないので、そこの差が出ているか。
短い文を聞き取る訓練が重要であることを再認識せねば。
リーディング
続いてリーディング。
No. | パーセンテージ | 該当パート |
1. | 94% | パート7 |
2. | 86% | パート7 |
3. | 91% | パート6、パート7 |
4. | 96% | パート5、パート6、パート7 |
5. | 95% | パート5、パート6 |
前回(第284回)と比べると以下のとおりになる。
No. | 第284回 | 第286回 | 増減 | 該当パート |
1. | 96% | 94% | 2% ↓ | パート7 |
2. | 84% | 86% | 2% ↑ | パート7 |
3. | 84% | 91% | 7% ↑ | パート6、パート7 |
4. | 96% | 96% | 0% → | パート5、パート6、パート7 |
5. | 90% | 95% | 5% ↑ | パート5、パート6 |
前回よりもNo.2、No.3、No.5は上がったが、No.1は下がってしまった。
No.2が9割を切ってしまっているのは改善したいところ。
これはパート7においてリーズニングが安定的にできていないのが原因かもしれない。
もう少し情報処理能力を上げて無駄な時間を省いていかないと、迷った問題のリーズニングの時間を割けなくなってしまう。このあたりは普段から時間を制約して処理能力を高めていくしかないか。
できればリーディングは常に470点を目指したいのだが、なかなか安定的に取れない。
まとめ
ここ最近では最低の870点というスコアだったこともあってアビメも酷い数字だった。
感覚的にはリスニングのパート4の出来が悪かったと思っていたが、アビメを見るとパート2も出来が悪いことが判明したのは収穫だった。
パート2はリスニング能力そのものが問われるので、やはり一文一文を聞けるように訓練しないと成績は安定しない。
今年中に950点を取得するためにも、リスニングの基礎能力を向上させなければ。
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