大学受験の思い出(高校3年生①)

大学受験

ついに受験生となった高校3年生。

高校2年生で理系を選択していたわたしは、高校3年生では文系クラスに変更を希望していた。

高校の中だけで見ると、他の生徒よりも数学が著しく出来ないわけでもないので(一応数学は曲がりなりにも勉強していたため)、理系に留まるように説得された。

もともと理系に進んだ動機が、数学のⅡBの範囲を早く学習するためだけ、であったわたしはその説得を断り、いわゆる文転をした。

高校3年生の春の時点で第1志望を早稲田の政治経済学部に定めた。

高校1年生の段階から早稲田の政治経済学部に行くために数学受験を選んでいたので、高校3年生になった定めたというよりも、元々憧れていたこともあり自然とそうなったという側面の方が強い。

高校3年生になってからも基本的には数学と英語の平日各90分を進めていた。

その年の河合塾の全統マークの1回目は


英語:R182点(68.8)、L30点(57.4)

数学:ⅠA64点(53.9)、ⅡB54点(55.7)

国語:147点(62.0) 

※()内は偏差値

英語は安定して成績を残すことが出来ていた。

国語については正直まったく勉強していないため、古文も漢文も基本的な暗記すらしていないので、ほとんど運によっていた。

問題は数学で、ほとんど伸びていない。

和田式の勉強法だと英語と数学を先行して固めて、残りの暗記科目を一気に詰め込むという流れなのだが、英語はまだしも、数学がまったく固まらなかった。

これが受験失敗の端緒になったのは間違いないが、根本原因はそこではない。

夏までは部活もあったが、7月くらいには引退した。

その後は受験勉強一本となるべきところ。

そして迎える受験の天王山の夏休み。

勉強するぞという意気込みはもちろんあったが、蓋を開けてみれば全く勉強に手が付かなくなってしまった。

当時の日記には「いくら今日からといっても結局1週間程度しかもたない。継続して勉強することが出来ない」と記載がある。

まさしくその通りで、継続して勉強することができなくなってしまった。

高校3年生の春まで出来ていた平日3時間の勉強習慣を維持できなくなり、ただ1日を無駄に過ごし、それが1週間となり、1ヶ月となり、そのまま夏休みが終わってしまった。

やるべきことを具体的に落とし込めていなかったという理由も確かにあるが、一番は受験への恐怖であった。

これはこの後の浪人時代も一貫しているが、受験が近づくにつれて、どんどん勉強できなくなってしまった。

受験への恐怖というより、勉強することで合格ラインまでにどれくらい差があるかが判明するため、それを認識するのが怖くなったという方が正確かもしれない。

こうして夏以降は所々で勉強をするものの、それは断続的なものであり、継続的に勉強することはなくなってしまった。

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