リーディングスキルテストの受験理由
2021年10月9日にリーディングスキルテスト(以下、RST)を受けてきた。
RSTは以下のように説明されている。
「リーディングスキルテスト」では、文章に書かれている意味を正確にとらえ、新しい知識を身につけるために必要な「骨太の読む力」を科学的に測定・診断します。
代々木ゼミナールホームページより
わたしは以前に1度受験したことがあり、そのときの感想・成績については過去に書いている。
前回受験してから1年半は経過しており、久しぶりに自分の読解力の傾向を把握したいと思って今回受けてみることにした。
試験の公平性を保つために、具体的な問題の内容をSNS上にアップしないようにという注意が促されているが、そもそも解く問題も多くて、どんな問題であったかをほとんど記憶できていない・・・。
ただルールはルールなのであまり具体的な問題の内容への言及は避け、ざっくりとした感想を備忘録として残してみる。
所感
係り受け解析
係り受け解析は、文の主述を把握できているかいう文構造を確認する問題である。
これに関しては主述の一致を丁寧に確認すれば特に問題なく解くことができるように思う。英文解釈とまではいかないが、そういった意識を持って日本語を読めば割と簡単に解けるように感じるが、どうなのだろう。
試験序盤で脳が疲れていないこともあってか、そこまで難しくは感じなかった。
照応解決
いわゆる指示代名詞が何を指しているかを把握する問題。
国語のテストでよく問われる問題といってもいいかもしれない。
この問題についても特に難しさは感じなかったが、宇宙や生物、化学などの話になると若干その内容に面食らって理解が怪しくなるときはあったように感じる。(もちろん内容自体は新聞や教科書レベルのものでそこまで高度な内容ではないのだが・・・)
こちらも丁寧に読んで、代名詞に答えを代入して文意が通るかを確認することができればそこまで難易度は高くないように思う。
同義文判定
与えられた2つの文が同じ意味かどうか判断できるかを確認する問題。
この同義文判定については前回受けたとき1番成績の悪いセグメントであった。
セグメントの最初にそのセグメントの具体的な内容を説明するために例題を解けるのだが、その例題を間違えてしまった・・・。
「例題を間違えるくらいだからやっぱり苦手なのかな〜」という思いが強くなりはしたが、一方で間違えることで注意して解けるようになったようにも感じる。
とはいえ実際に解いていくなかで、同じことを言っているのか、違う内容を意味しているのか判断つかなくて迷うことが結構あった。
若干焦ったものの、冷静に文の意味だけから判断するように努めたが、それが反映されたかはわからない。
推論
ある文から導き出せる内容と新しい知識から論理的に判断できるかを問う問題。
ある文Aがあったとき、文Bの内容は正しいか、間違っているか、判断不可能かどうかをジャッジする形式の問題である。
これに関しては「判断できない」という選択肢があるので、少し難易度が上がっているように感じてしまうが、実際は「判断できない」場合は「この内容が足りない」と明白になるので(当たり前だが)、そこまで迷わなかったように感じる。
イメージ同定
文と図の内容が対応しているかの理解を問う問題。
文が表している内容を図にしたときにどれが正解かを選ぶ問題である。
四角形や三角形、y軸x軸のグラフが選択肢にあり、文の内容が表してるものを選ぶのだが、これも若干算数のときに習った内容がこんがらがって迷った問題が何個かあった。
この辺りの基礎知識の抜けは解いていて恥ずかしくなってくる。。。
具体例同定
辞書や理数的な定義をもとに、それに合致した具体的な事例を選択する問題。
整数や自然数の定義などが記載され、それに合致するものを選ぶのだが、虚数の定義が出てきたり平方根の定義が出てきたりするので、理数系に苦手意識があると少し面食らうかもしれない。
かくいうわたしもそこまで解いた問題に自信はない・・・。読んで理解できていれば普通に解けるのだろうけど。
簡易成績
受験が終わると簡易成績の画面が表示される。
写真を撮ってはいけなかったので、おぼろげな記憶しかないのだが、今回はどのセグメントも社会人偏差値(全体偏差値と社会人偏差値の2つが算出されている)で概ね60は超えていた。
一つの項目で確か50台があったが、それ以外は60台だったように記憶している。1番偏差値の高いセグメントで69とかがあったように思うが、それもあやふやだ・・・。
前回は同義文判定が40台だったり、他のセグメントでも50台のものがあったので、それよりはスコアが上がっているかもしれない。
もちろん簡易版なのでここから成績補正が掛かって変更されるのかもしれない。そもそもどういった処理が行われるかわからないけど。
最終的な成績については3週間後に送付されるらしい。前回は紙が郵送されたが、今回はデータのみということ。ペーパーレス化が進んでいる。
余談
社会人会場で受験している層としては20代から50代くらいまでといったところだろうか。
同じ会場内で親子で受験されている方も何組かいらっしゃったようだ。小学生・中学生・高校生とどの年代の子もいた気がする。
またわたしが受験したときは結構女性が多く受けていた印象だが、女性の方がRSTに興味あるのだろうか・・・。
次回に向けて
やはりRSTを受けると自分の読みに対して意識的になる。
普段いい加減に単語拾って読んでいることへの戒めにもなるので、定期的にテストを受けるのは有益なように感じる。
まだ合計2回しか受けていないので自分の実力が反映されているかどうかわからないこともあるし、今後も引き続き受験していきたい。確か新井紀子氏はあまり頻繁に受験する必要ないと書いていたようにも思うが・・・。
次回は2月。
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