第270回TOEIC L&R TESTの結果は925点(リスニング: 465点、リーディング: 460点)であった。
スコアシートが返却されたので、今回もスコアシートのアビリティメジャード(アビメ)を詳しく見てみよう。
アビリティメジャード(アビメ)とは
TOEICを受けるとスコアシートにアビリティメジャード(アビメ)というものも掲載されている。このアビメはパートごとの正答率を表しているわけではない。
パット見ただけだと何ができているのかよくわからないが、それぞれのアビメの項目がTOEICのどのパートに対応するかが一応決まっているようだ。
リスニング、リーディングのそれぞれの該当パートは以下のようになるらしい。
リスニング
No. | 該当パート | 内容 |
1. | パート1、パート2 | 短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報 をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる |
2. | パート3、パート4 | 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報 をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる |
3. | パート1、パート2 | 短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる |
4. | パート3、パート4 | 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる |
5. | パート2、パート3、 パート4 | フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる |
ざっくりとしたイメージでは
・短い会話関連→パート1、パート2
・長い会話関連→パート3、パート4
となる。
リーディング
No. | 該当パート | 内容 |
1. | パート7 | 文書の中の情報をもとに推測できる |
2. | パート7 | 文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる |
3. | パート6、パート7 | ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けること ができる |
4. | パート5、パート6、 パート7 | 語彙が理解できる |
5. | パート5、パート6 | 文法が理解できる |
リーディングに関しては、
・語彙・文法関連→パート5、パート6
・読解関連→パート7
となる。
第270回のアビメ
それではわたしの第270回のアビメを見ていこう。
リスニング
まずはリスニングから。
No. | パーセンテージ | 該当パート |
1. | 93% | パート1、パート2 |
2. | 84% | パート3、パート4 |
3. | 100% | パート1、パート2 |
4. | 90% | パート3、パート4 |
5. | 88% | パート2、パート3、パート4 |
前回(第268回)と比べると以下のとおりになる。
No. | 第268回 | 第270回 | 増減 | 該当パート |
1. | 87% | 93% | 6% ↑ | パート1、パート2 |
2. | 86% | 84% | 2% ↓ | パート3、パート4 |
3. | 75% | 100% | 25% ↑ | パート1、パート2 |
4. | 96% | 90% | 6% ↓ | パート3、パート4 |
5. | 87% | 88% | 1% ↑ | パート2、パート3、パート4 |
前回(第268回)と比べてNo.2が驚異的に伸びた。
確かに今回(第270回)においては過去最高にパート2の手応えがあったので、その手応えが反映された形になった。
一方でパート3やパート4といった長めのリスニングに関わる部分が前回よりも下がってしまっている。
この長めのリスニングが前回くらい取れていれば、もう少しリスニングの点数が伸びていたのだが、そううまくはいかないか。
今回、例外的にパート2の出来がよかったという可能性は極めて高いが、なるべくこの結果を継続的できるかが課題か。
リーディング
続いてリーディング。
No. | パーセンテージ | 該当パート |
1. | 96% | パート7 |
2. | 89% | パート7 |
3. | 97% | パート6、パート7 |
4. | 88% | パート5、パート6、パート7 |
5. | 100% | パート5、パート6 |
前回(第268回)と比べると以下のとおりになる。
No. | 第268回 | 第270回 | 増減 | 該当パート |
1. | 91% | 96% | 5% ↑ | パート7 |
2. | 96% | 89% | 7% ↓ | パート7 |
3. | 93% | 97% | 4% ↑ | パート6、パート7 |
4. | 96% | 88% | 8% ↓ | パート5、パート6、パート7 |
5. | 100% | 100% | 0% → | パート5、パート6 |
リーディングについては文法のセクションが2回連続で100%を獲得できたのは地味に嬉しい。
ただ一方で語彙のセクションのパーセンテージが結構下がってしまっているので、そこは純粋に悔しい気持ちがある。
パート7についてもコンスタントに95%を取っていく力がまだ足りていないように感じる。
今回(第270回)は10分弱くらい時間を余らせて終了することができたのだが、その時間を有効に使い切れなかったのは反省点。
終わって10分弱余らせるくらいであれば、解いている最中に出会った「答えに迷う問題」に対して、その時にもっと時間を割くようなスタイルにした方が、後で振り返って考えるより効率的かもしれない。
あとで考えようとしても、文脈などを忘れてしまっていることが多いし、再度読み直す手間も掛かるので、その場で多少時間を掛けたほうが合理的だろう。
まとめ
前回(第268回)と比較することで今回(第270回)どこが前回よりもできるようになったか、もしくはできなくなったかを把握することができる。
今回のリスニングセクションでのパート2の結果と同程度の出来を、いかに次回のテストでも残せるかが重要になってくる。これまでの経験上、リスニングのスコアはパート2の出来次第なのでそこは継続して90%を超えるようにしていきたい。
リーディングについては、全セクションにおいて継続的に95%得点できるのが目標。
語法や文法も疎かにせず、わからない部分は知識を補いながら、取りこぼしのないようにしていきたい。
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