別のことを考えてしまう
ここ最近、研修関連の講義・授業を受ける機会が続いていた。
久しぶりに講義・授業形式で話を聞く機会を持つことになったのだが、想像以上に集中力を維持することができなかった。
授業に集中している状態が具体的にどのようなものか定義することは難しいが、講義を担当する講師の話・内容を率先して理解しようとする態度・姿勢が持続する状態、とったところだろうか。
この定義における「持続する」という部分が肝であって、瞬間瞬間では話を聞いているのだが、ふと気が付くと別の話になっているということが多かった。
その間に何があったのかというと、話を聞いているときに、別のことを考えてしまっていた。
例えば「あの仕事はこの後どうやって進めよう」とか、「来週の会議資料の作成に早めに取り掛からないと」といった具合である。
講義を聞いているときに上記のような別のことが頭に浮かんで、そちらに意識が向き、気を取られてしまう。
そしてある程度時間が経つと、別のことを考えていたとメタ認知的に気が付き、再度講義内容に集中するよう意識を向ける。
ただし、それも長くは続かず、また講義とは別のことを再び考えてしまい・・・以下、無限ループ。
集中力が続かない原因は
こういった集中力が続かない原因はなんだろう。
考えられるのは、①講義内容に興味がない、②講師自体の話がつまらない(これは内容がつまらないと重なる部分もあるが)、③気になっていることが多い
①講義内容に興味がない
確かに講義内容に興味がある場合は、集中しなければと意識的にならなくても話を集中して聞けているもの。
本来であれば興味があることのみを聞ければいいのだが、そんな機会の方が少ないし、興味がないといっても仕事で勉強しなければならないことも多いことを考慮すれば、いかに自分で内容に興味が持てるように工夫していくことが重要になる。
例えば、この講義内容を日常生活に応用することができないか、といった形で、自分の日常生活や関心のある他分野に応用できないかを考えると、割と興味が出て、集中しやすいはず。
②講師自体の話がつまらない
内容云々の前に、講師自体の話が面白いケースでも集中力は無意識に続く。
ただ、講師のスペックというか、力量に負うところが大きいので、こちらとしてはどうしようもない部分が多いが、それでも講師の話がなぜ面白くないのかを分析することは役立つ。話の構成がいけないのか、それとも話し方や立ち振る舞いのせいなのか、声のトーン・抑揚がいけないのかなど、面白いと思う講師と比較すると学ぼうとすれば、多少は集中できるようになるはず。
③気になっていることが多い
これが普遍的に当てはまるのかわからないが、色々と悩んでいることが多いと人の話がなかなか入ってこない。
今回、集中力が持続しなかったのはこれが原因だと思う。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と頭の中でどんどんで出てきてしまい、それに脳が支配されて講義に集中できなくなっていた。
いま思えば対処法として、とりあえず紙に書き出すことをすぐに実行すればよかったように思う。
そうすれば完全に悩むことがなくなるわけではないが、悩みが可視化されることでスッキリしていたはず。
まとめ
講義を受けるという久しぶりの経験を通じて、自分の集中力が続かない原因を再確認できたことは収穫だ。
せっかく時間を使って講義を受けるのであれば、どうせなら集中して内容を聞きたいもの。
そうであれば集中力が続くように自分で仕組みづくりをしておくことが重要だと改めて感じる機会となった。
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