わたしの英語遍歴②

TOEIC L&R Test

社会人

TOEIC S&W

社会人になってからも常に英語を勉強しなければという使命感は抱き続けていた。

しかし、生来の怠惰と継続力のなさのため、勉強を続けることができずにいた。

試しに受けてみたTOEIC S&Wについては240点(S:100点、W:140点)だった。

致命的にスピーキングが出来ない。英語を頭で組み立てないと話すことが出来ず、瞬間的に英語が出てこない状態であり、これは今もそのままである。

TOEIC S&Wを勉強しようと参考書を買ったが、結局それも続かずに終わってしまった。

英検

英検準1級

TOEIC S&Wを受験した後、2〜3年は英語の勉強をしていなかったが、それでも常に英語を勉強しないといけないという危機感はずっと持っていた。

何がきっかけになったかはわからないが、とりあえず英検1級を取ろうと思い立った。

英検1級を取るために勉強すれば、読む以外の技能向上にもつながるだろうと考えた結果だった。

いきなり英検1級を受けるのも気が引けた、というより落ちるのが怖かったので、とりあえず英検準1級を受験することにした。

『パス単』など一通り英検用の参考書を買ったものの、買うだけで満足し、特に勉強せぬまま受験当日になった。

受験してみた感想としては、リーディングは簡単に感じた。

もちろん語彙問題、特に熟語の部分は難しく感じたが、それ以外は特に解けないという感覚もなかった。

またライティングについても、語数が150程度だったのでそこまで埋めるのに苦労はなかった。

しかしながら、リスニングが問題だった。読まれる英文も長く、まったく聞き取れなかった。半分くらいは勘で回答していたと思う。

受験後の感想としてはリスニングが出来なさ過ぎたので、落ちたと思った。

しかしながら、英検のCSEスコアに助けられて何とか合格できた。

素点でいうと、

R:35/41点

L:16/29点

W:15/16点

だった。ほとんどライティングのお陰といえる。

とりあえず英検の流れがわかったので、準1級の二次試験は受けず、そのまま次回の英検1級のために勉強することにした。

英検1級

一次試験

英検1級といえばリーディング最初の語彙問題。

そこに出てくる単語の意味が全くわからずに心折れることが多いと聞いていたが、確かにその通りだった。

そこでとりあえず『パス単』を暗記することから始めた。

というより、英検1級の勉強のほとんどは『パス単』の暗記だった。

紙の単語帳で暗記しながら、『パス単』のアプリも使って暗記を進めていった。

『パス単』と並行して進めたことでもう1つあるのが過去問を解くことだった。毎週1つしか解けなかったが、過去問を解くようにした。

準1級のリスニングすら聞けていないのに、1級に歯が立つわけもなく、リスニングはボロボロだった。

わかるところ、できるところを落とさないようにして、リスニングは最低限で乗り切ろうとした。

この時点で英語の勉強というより、英検合格のための勉強になってしまっていた。

本末転倒とはわかっていても、試験があると落ちたくないと思ってしまい、それに特化してしまうのは仕方ない。

こうして2ヶ月くらい勉強し、ついに1級を受験することとなった。

リーディングは正直過去問の方が格段に難しく感じた。

ライティングについてもそこそこ書けた気はしていた。

リスニングは過去問どおり、半分取れればOKといった具合だった。

そして結果は素点で、

R:36/41点

L:18/27点

W:22/32点

で、ギリギリ合格していた。

ライティングが思ったより点数が低く、リーディングがもう少し出来ていなかったら落ちていた。

二次試験

二次試験は英語を話さないといけない。

話すことが出来ない自分は、とりあえず2分間のスピーチができるよう練習した。

しかし、テーマが多岐にわたるため、知らないテーマだと全く英語が浮かばなかった。

とりあえずスピーチの型(結論述べて、理由を述べる)と、汎用性の高そうな理由・解決策(コストベネフィットがある、環境に良い)を応用することを中心に勉強した。

また最初に自己紹介があると思い、自己紹介をうまく出来るように、こちらは英文を暗記していた。

そしてついに二次試験当日。

会場に着くと参考書を見て、必死に英文を覚えている人が割と多くいて焦りを覚えた。

自分も同じように覚え込もうかと思ったが、隣の若い子が何もしていなかったので、わたしもそれに倣い特に何もせずに待っていた。

出番が近づき教室のドアの前で待つ、自分の出番の直前になると緊張感がピークに達した。

大学受験や就活の面接などと同じくらい緊張した気がする。

自分の番となり、ドアを開けた後は自分が何を話したかほとんど覚えていない。

しかし、最初の自己紹介は割と淀みなくスムーズに話すことが出来た。

その後のスピーチや、質疑応答については、同じ文言を繰り返したり、支離滅裂な論理的に破綻した内容を話していたと思う。

とりあえず必死に考えて、話すように努めた。

終わったときは、ダメだと感じたが、とりあえず終わったことにホッとした。

そして結果は、合格。

二次試験の点数は、

Short Speech: 6/10点
Interaction: 8/10点
Grammar and Vocabulary: 7/10点
Pronunciation:7/10点

であった。

正直、自己紹介で合格したと思っている。

採点上、そこは考慮されないと思うが、自分の面接を振り返ったとき、自己紹介以外で評価すべきところはなかったと思う。

運が良かっただけかもしれないが、こうして何とか英検1級を合格することができた。

とはいえ、元々の目的だった英語の読み以外の3技能を強化することが出来たのかというと、疑問ではある。英検を通じて少しは出来るようになったかもしれないが、英検のための勉強になってしまったことは否めない。

英検1級を取得後、これに満足してしまい、また英語の勉強から遠ざかることになる。

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