選択と集中
ビジネスにおいて、選択と集中が重要だといわれる。
自社の事業分野のうち、事業内容・利益率・将来性などを加味して、どの事業を継続するかを「選択」し、その分野に「集中」して資本投下を行う。
今では選択と集中をすると、逆に事業領域が狭まって、新しい分野への進出の芽を摘んでしまうというような批判もあるようだが、自社の分析を行う方針としてはある程度有効であるように思える。
この選択と集中は個人でも重要な考えであって、わたし自身も選択と集中を行わねばと常々考えてきた。
しかしながら、わたしはこの選択と集中が苦手だ。
何かを選択して、集中しようとすると、いつもその選んだもの以外のことが気になり始めてしまう。
例えば、経済学の勉強を行うことを決めて、勉强の計画を立てるのだが、その際に経済史のなかで出てくる世界史のことが気になり始め、調べているうちに世界史の本を読み出してしまった経験がある。
また同じ分野内でも同様なことがあった。TOEICの勉強をしようと問題集を解いたり、TOEIC用の単語集を暗記しようと思い勉強を始めるのだが、そのうちTOEICとは関係ない時事ニュースの英語や、難しい語彙の単語帳などが気になり始め、結局TOEICの勉強に集中的に取り組むことができなくなってしまったことは多々ある。
このように何かを選んで、それにコミットしようと思っても、往々にしてうまくいかない。
生来の飽き性が原因なのもあると思うが、1つのことに集中して取り組むことが怖いのかもしれない。何かに保険を掛けておけば、そこに時間を割いていたから結果が出なかったのだ、という言い訳ができるからだ。
もちろん意図的にそう考えているわけではないのだが、深層心理ではそう思っているような気がする。自分のことなのであるが。
これではよくない。
今度こそ選択と集中を成功させるためにも、2021年は2つのことを選び、それに集中する。
1つ目はTOEIC L&Rテスト。2つ目は簿記検定。
TOEIC L&R
TOEICについては、とりあえず950点を2021年中に取得したい。
今の自分の英語の実力だと、おそらく950点を取ることがギリギリの目標となりそうなので、まずはそこを目指す。そして950点を達成したら、当面はTOEICを受けるのを止めよう。またそこから英語力が向上したと思えるタイミングや形式が変化したタイミングで再度受け始めたい。ちょうど2021年10月からTOEICも値上げするので、それまでに達成したい。
簿記検定
2つ目は簿記検定の3級と2級の合格だ。
簿記については完全に初学者なので、正直受かるかどうかわからないが、とりあえず3級、出来れば2級が合格できるように勉強したい。
6月と11月に試験があるので、それぞれ3級、2級に合格することを2021年の目標としたい。
やらないようにすること
上記2つのこと以外の取り組みは一切排除することが重要になる。
そのためにも余計な本を買わないことや、違う分野のことに興味を持たないようにすることが必要になる。
まずは書籍を購入することを止めるようにすることが自分には必須になりそうだ。気が付くとネットや書店で本を買ってしまう癖を直さなければ。
まとめ
選択と集中という方法に失敗し続けてきてここまで来た。今回こそTOEICと簿記という2つに絞り、そこに自分の資本を投下するという、選択と集中を成功させたい。
在宅勤務も終わり、物理的な時間の確保が難しくなったなかで、時間を有効に使うためにもTOEICと簿記以外のことへの時間をなくさなければ、目標に到達することは難しくなる。
2021年はとにかくTOEICと簿記に集中しよう。
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