小さい頃からの夢といったものは特にない。
それこそ将来の夢としてサッカー選手や野球選手を挙げていたこともあったが、それが夢として果たしていた機能は低い。
夢の機能というと変な話だが、夢が現実の生活や行動に与える影響といったほうが良いかもしれない。
自分の人生において夢によって現実の言動が変化したことはない。
厳密にいえば大学受験を見据えて勉強し始めたときなどは、大学合格という「夢」によって勉強という行動を取り始めたので、そのときは夢が機能していたともいえる。
大学合格というのが「夢」なのかどうかは怪しいところであるが・・・。
といってもその大学合格という「夢」ぐらいしか現実に影響を与える効力の持った夢を抱いたことがなかったことも事実。
結局それ以来、まともに夢を抱かずにここまで来てしまった。
こうやって来て振り返ってみると、夢やそれに近いレベルでの目標といったものを抱きづらい、もしくは持っても現実的な影響力を持ったものとならないのは、現状にそこそこ満足してしまっているからかもしれない。
“Good is the enemy of great”
これは『ビジョナリー・カンパニー』シリーズで有名なジム・コリンズの言葉であるが、まさしくこれに近い状態。
そこそこ良い状態にあるからこそ、偉大な状態になるために必要なアクションが取れない。
換言すれば、そこそこ良い状態にあるからこそ、より偉大な状態になるという夢や目標を持つことができにくくなっている。
今現在の自分がGoodであるという自信も確信もないが、曲がりなりにも生活はできている。
そういった状況に浸かっていると、なかなか夢や目標をセットすること自体も難しくなってくるのだろうか。
仮に持てたとしても、それを達成してやるという強い思いや気持ちが働かないのかもしれない。
ただ自分の怠惰を棚上げしている気もするけど・・・。
「夢や目標を持ち、それに向かって行動する」という一連のプロセスは皆がわかっている当たり前のものであるが、この実行は意外と難しい。
かといってGoodと思える状況を手放すかというとそれもまた難儀する。。。
だからこそ、“Good is the enemy of great”というフレーズが意味を
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