受験感想:リーディングスキルテスト(RST)(2022年2月12日)

テスト・検定試験

リーディングスキルテストの受験理由

2022年2月12日にリーディングスキルテスト(以下、RST)を受けてきた。

RSTは以下のように説明されている。

「リーディングスキルテスト」では、文章に書かれている意味を正確にとらえ、新しい知識を身につけるために必要な「骨太の読む力」を科学的に測定・診断します。

代々木ゼミナールホームページより

わたしは以前に2度受験したことがあり、そのときの感想・成績については過去に書いている。

毎度のことだが、試験の公平性を保つために具体的な問題の内容をSNS上にアップしないようにという注意が促されているが、そもそも解く問題も多くて、どんな問題であったかをほとんど記憶できていない・・・。

ただルールはルールなのであまり具体的な問題の内容への言及は避け、ざっくりとした感想を備忘録として残してみる。

所感

係り受け解析

係り受け解析は、文の主述を把握できているかいう文構造を確認する問題である。

前回同様にそこまで難しくは感じなかったが、悩んでしまう問題も2〜3問あった。

ただある程度時間を掛けて主述の関係を把握すれば答えを導き出せる(はず)なので、その点ではどうしようもない感じはしない設問。

照応解決

いわゆる指示代名詞が何を指しているかを把握する問題。

代名詞が何を指すかなんて簡単と思いがちだが、普段読んでいるときは代名詞をサラッと流しながら読んでいるため、いざ代名詞が何を指すかを意識すると意外に難しく感じるものもある。

もちろん基本的には簡単なものが多いが、文構造が入れ込んでいたり、内容が理科系的だったりすると難易度が上がる印象を受ける。

照応解決のなかで数学の図形説明を文字情報だけで判断する問題が出題されたのだが、グラフを描くことができないので脳内でイメージするしかないのだが、それができない。。。この問題が今回1番難しく感じた。

同義文判定

与えられた2つの文が同じ意味かどうか判断できるかを確認する問題。

今回は特に因果関係が逆になっている設問が多かった。

①「原因→結果」と書いている文と、②「結果→原因」と書いている文、は単語だけを拾うと一瞬同じに見えるが、因果関係が逆になっているので同じ意味にはならない。

この手の問題は大学受験の現代文の引っ掛けでもお馴染みのもの。やはり因果関係を逆に取り違えるというミスは読解において「あるある」なのだろう。

推論

ある文から導き出せる内容と新しい知識から論理的に判断できるかを問う問題。

ある文Aがあったとき、文Bの内容は正しいか、間違っているか、判断不可能かどうかをジャッジする形式の問題である。

「判断できない」という選択肢を連続で5回くらい選択したのだが、途中で「こんなに同じ選択肢が続くはずないかも」と邪推してしまった・・・。

「判断できない」と判断することの基準(どこまで常識を判断根拠として使用していいか)に迷ってしまうのだが、そんなことを考えている時点で読めていない証拠だろうか。。。

イメージ同定

文と図の内容が対応しているかの理解を問う問題。

文が表している内容を図にしたときにどれが正解かを選ぶ問題である。

文字情報をグラフにしてくれているので割と判断がつきやすい。文字情報どおりにグラフや図が描かれているかを一つずつチェックしていくだけなので、わたし個人としては比較的簡単に感じるセクション。

具体例同定

辞書や理数的な定義をもとに、それに合致した具体的な事例を選択する問題。

毎度のことだが、整数や虚数の定義が出てきたり平方根の定義が出てきたりするので、理数系に苦手意識のある自分は解きづらさを感じてしまう。

問題文に記載されているが、時間からの焦りからリーズニングがあやふやなまま回答してしまったのが1番多かったセクション。

簡易成績

受験が終わると簡易成績の画面が表示される。

写真を撮ってはいけなかったので、数字を記憶した。

社会人偏差値(全体偏差値と社会人偏差値の2つが算出されている)は以下のとおり。

  1. 係り受け解析:65
  2. 照応解決:62
  3. 同義文判定:64
  4. 推論:64
  5. イメージ同定:64
  6. 具体例同定:62

最終的な成績については3週間後に送付される予定なので、まだ確かな成績とは言えないが、全ての項目で社会人偏差値60以上を記録できたのは良かった。

余談

今回は同じクラスで受けた社会人が10人ちょっと、男女比は7対3くらいだった。

前回のほうが多く受けていた気がするが、やはりそこまで大人数が受けるようなテストではないことは間違いない。

次回に向けて

これで2度連続である程度どの項目もそこそこの成績をあげられた(はず)なので、自分の読解力は平均よりも上回っていると言えるかもしれない。

一応毎回受けていくようにしていきたいが、果たしてそれが効果的なのかどうかはわからない。。。

自分の読解力に対する意識へのインセンティブとしては有効に感じてはいるので、その点だけでも受験する価値はあるか・・・。

とりあえず次回も受験してみたい。

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