読書レビュー:『本物のコンサルを選ぶ技術』(堀紘一/津田久資)
それを踏まえてどうすれば「本物」を選べるかというのが本書のテーマとなっている。
私自身のかなり少ない経験からも、コンサルティングを依頼する側が問題意識や目的、ゴールをあらかじめ設定しておく必要性があるというのは強く思うところ。
コンサルティングにお願いすると色々と調査してくれて、データの整理や動向把握はできるが、それを受けて実際にどのように業務を進めるか、制度を変えるか、は依頼者が最終的には判断しないといけない。
ついつい「答えを教えてください」という受け身の姿勢でコンサルティングの話を聞いてしまうが、この姿勢を根本的に改めないと何も解決はせず、ただ高いお金だけを支払うことになってしまう。
この著作を通じて、発注側の意識も大切という点を再認識できたのが一番の収穫かもしれない。