勅使川原真衣

読書

読書レビュー:『格差の“格”ってなんですか?無自覚な能力主義と特権性』(勅使川原真衣)

ただし、そう理解できたとしても、自分以外の他人も同じような考えに変化しなければ、自分だけがダメなレッテルを貼られてしまう恐れがあるのも事実。 それゆえにそもそもそういった問題自体を認識したとしても、大勢が変化しないのかもしれない。 この点、自分自身がどう折り合いをつけていくか。自分自身の価値観や人間性、信念を問われている気もする。 「ひとかどの人物」であれば、どちらを選ぶかは自明だ。が、それを容易に選択できないところに自分の未熟さ、ヘタレ具合が表れているように思う。
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読書レビュー:『働くということ「能力主義」を超えて』(勅使川原真衣)

個人的には事例として挙げられていた、人事採用においての指摘である「いざ選ぶ段階になると、自分にとって「都合がいいか」を無意識的に見てしまうことは、人の性です」というのが刺さった。自分と競合しそうな人を回避してしまうというのは、まさに自分も感じていたことであったので、耳の痛い話。わたし自身含め、自分の潜在的にも顕在的にも敵・競合になり得る人を意識的にも無意識的にも遠ざけようとしている。この認知の歪みは確かに自覚的になっておく必要があると強く感じた。自分自身は管理職でもないので、チームを率いることもないが、良いチームを構築するという視点からも本書の知識・知恵を持っておくのは有効なはず。
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読書レビュー:『「能力」の生きづらさをほぐす』(勅使川原真衣)

それにしても自分自身が「能力」が高く、世間的なステータスも得ていながら、現状の世の中のシステムや風潮に異議を唱える著者の姿が何よりも格好いい。しかも子育てもして、ガンの闘病をしながら。 この姿勢や生き方が言説の説得性や妙な納得感につながっているように思う。 本当はロジカルでないけど「あいつが言っているから」というのがないと結局は何も動かないというのも事実。 学校や職場問わずあらゆる場面でこの事実が出てくること考えれば、自分もそういった行為態度で日頃過ごせているかを点検しなければならない、と感じてしまった。 それくらい意志や熱意を感じる書籍であった。
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