読書レビュー:『コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル』(メン獄)
ややともすると教育において「良い学校を出て良い就職をするために、とにかく勉強するのだ」という話になりがちだが、そもそもそれだけでは駄目ですよ、という反証にもなっているように感じた(必ずしも皆が激務な業界に行くわけではないけど)。
もちろん時代も変化してきて長時間労働も禁止、抑制され始めてはいるけれど、一部にはその残滓はあるだろうし、そこでは当然ながら体力(それも並大抵でない)が求められる。
このあたりは個人の選択の問題であって、そういう激務な業界を選ばなければいいだけの話でもあるけれど、そういう業界があり、そこで結果を出す人がどこまでコミットしているかを知っていることは重要に思う。
これは多分に、自分が現在長時間労働の環境に漬かっているから持ってしまう感想なのだけど・・・。
コンサルタントの具体的な働き方を学ぶためにも、著者の成長を見る教養小説としても興味深く読めオススメの1冊。