性格的にあまり怒るのが得意ではない。
思えば学生時代の部活でも怒るようなことはほとんどなかったし、またアルバイトしているときもそこまで怒りを現すようなことはなかった。
子どもに対しては怒ることはあるものの、どこまで怒ればいいのか、またどのように怒れば効果があるのか、その適切なラインがわからないでいる。
もちろん、怒らずに済むのであれば怒らないに越したことはないし、最近は怒らないように対処する系の書籍もよく見かけるので、怒ること自体の必要性がそもそも問われているのもわかる。
しかし、世の中には怒らないでいるとつけあがって調子に乗る人もいるし、相手が怒らないからと舐めてかかってくるような人もいるので、スキルとしての怒るを身につけるのは割と重要だと思うようになってきた。
少なくとも会社というパブリックな場では、「なあなあな関係」は求められていない。そうであれば、失敗した場合や、不適切な言動があった場合は適切に怒ることは、良い緊張感を保つのに役立つはず。
これは子どもとの関係でも当てはまるように感じる。善悪の判断のベースを作るためにも、最初のうちは怒られるからこの言動はダメだ、と認識を持たせる必要が出てくるのではないか。
ただ、怒りが必要であるのは頭では理解しているものの、そのスキルが身に付いていないのが現状であり、なかなか上手く怒れている気がしない。
怒ったはいいものの、相手に対して少しは威圧感を与えられているのだろうか、怒られてことで次に向けた言動の改善への意欲はアップしているのだろうか、といったことが気になって仕方がない。
怒り方が下手でうまくいっていないと、ただ情緒が不安定なだけ、といった印象を与えかねないし、それでは結局怒った意味がなくなってしまう・・・。
アンガーマネジメントというのは最近よく聞くようになったが、怒り方のトレーニングの需要はないのだろうか。
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