嫉妬心をどうコントロールするか(セルフマネジメント)

仕事

先日同期の出世や昇進に対する嫉妬心について書いた。

結局はそうなった事実は変えられないので、自分のできる範囲で全力で仕事に取り掛かり、いつでも結果が出せるように準備しておく他にやりようがないという話になる。

なんだかやるせない気持ちになるが、自分だけでどうにか決まる世界でもないし、運を引き寄せられるように備えるしかないので仕方ない。

先日読んだ『戦時下の外交官』においては、第二次大戦中のドイツにおいてそれこそほんのちょっとの差で爆撃を回避したことが何度もあったという経験が書かれている。

まさに生死の境を何度も経験しており、それをかいくぐれたというのは運が良かったという他ないと記述されている。

生死の掛かった場面での話と比べれば出世競争に敗れることくらいどうってことないと考えやすくなるのは、確かに戦時中の経験談を見聞きするメリットかもしれない。

しかし、こういった話を通じて同時にまた、運が良い人物がいるということも厳然たる事実だと認識する。

これは何も運命論的にすべてが決まっていて、どうせ努力しても無駄という話になってしまいかねないが、そういうことではなく、ただそういう事実を認識しておくことである程度自分の中で整理がつくかもしれない。

自分のできる範囲で準備をし、それでダメならそういう運命だったと受け入れる。

この姿勢を堅持するために運が良い人がいるという事実も知っておく必要がある。

そこから目を背けてすべての物事は予め決定していると考えるのも生産的ではないし、かといって運が良い人を必要以上に羨ましがることもまた非生産的だ。

何かとどちらかの主張・態度を取ったりしたくなりがちだが、結局中庸というか、極端に振れずにバランス良く考えて行動することが肝要になってくるような気がしている。

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