第310回TOEIC L&R TESTの結果は915点(リスニング: 455点、リーディング: 460点)であった。
スコアシートが返却されたので、今回もスコアシートのアビリティメジャード(アビメ)を詳しく見てみよう。
アビリティメジャード(アビメ)とは
TOEICを受けるとスコアシートにアビリティメジャード(アビメ)というものも掲載されている。このアビメはパートごとの正答率を表しているわけではない。
パット見ただけだと何ができているのかよくわからないが、それぞれのアビメの項目がTOEICのどのパートに対応するかが一応決まっているようだ。
リスニング、リーディングのそれぞれの該当パートは以下のようになるらしい。
リスニング
No. | 該当パート | 内容 |
1. | パート1、パート2 | 短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報 をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる |
2. | パート3、パート4 | 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報 をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる |
3. | パート1、パート2 | 短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる |
4. | パート3、パート4 | 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる |
5. | パート2、パート3、 パート4 | フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる |
ざっくりとしたイメージでは
・短い会話関連→パート1、パート2
・長い会話関連→パート3、パート4
となる。
リーディング
No. | 該当パート | 内容 |
1. | パート7 | 文書の中の情報をもとに推測できる |
2. | パート7 | 文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる |
3. | パート6、パート7 | ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けること ができる |
4. | パート5、パート6、 パート7 | 語彙が理解できる |
5. | パート5、パート6 | 文法が理解できる |
リーディングに関しては、
・語彙・文法関連→パート5、パート6
・読解関連→パート7
となる。
第310回のアビメ
それではわたしの第310回のアビメを見ていこう。
リスニング
まずはリスニングから。
No. | パーセンテージ | 該当パート |
1. | 80% | パート1、パート2 |
2. | 89% | パート3、パート4 |
3. | 81% | パート1、パート2 |
4. | 94% | パート3、パート4 |
5. | 80% | パート2、パート3、パート4 |
前回受けた第308回と比べると以下のとおりになる。
No. | 第308回 | 第310回 | 増減 | 該当パート |
1. | 75% | 80% | 15% ↑ | パート1、パート2 |
2. | 83% | 89% | 6% ↑ | パート3、パート4 |
3. | 80% | 81% | 1% ↑ | パート1、パート2 |
4. | 89% | 94% | 5% ↑ | パート3、パート4 |
5. | 67% | 80% | 13% ↑ | パート2、パート3、パート4 |
前回受けた第308回と比べて全ての項目で上昇した。といっても前回が悪すぎただけなのであるが。。。
やはり短めの会話であるパート1とパート2のできが相対的に良くない。
パート1とパート2のできがリスニングの直接的な能力を表していると考えると納得いくところでもある。
特にパート2が課題であることは2022年通して変わらずであった。
リーディング
続いてリーディング。
No. | パーセンテージ | 該当パート |
1. | 89% | パート7 |
2. | 100% | パート7 |
3. | 90% | パート6、パート7 |
4. | 96% | パート5、パート6、パート7 |
5. | 90% | パート5、パート6 |
前回受けた第308回と比べると以下のとおりになる。
No. | 第308回 | 第310回 | 増減 | 該当パート |
1. | 96% | 89% | 7% ↓ | パート7 |
2. | 88% | 100% | 12% ↑ | パート7 |
3. | 97% | 90% | 7% ↓ | パート6、パート7 |
4. | 88% | 96% | 8% ↑ | パート5、パート6、パート7 |
5. | 100% | 90% | 10% ↓ | パート5、パート6 |
No.5の文法で落としているのは大きい。もったいない。パート7については前回よりもNo.2は上がったものの、その代わりにNo.1が下がってしまった。
最近はリーディングの安定感も損なわれてきているような気がする。勉強不足なのは否めないので、仕方ない面もあるが。。。
どのセクションも90%台を堅持できるようにせねば。
まとめ
アビメを見ると、前回とスコアが変わらないとしても得点できている部分とそうでない部分が判明する。
同じスコアでも内訳は毎回異なるので、その点では反省して次のテストに臨むことができるけれど、やっぱり出来れば自分がどこを間違えてしまったかを知ることができた方が有り難い。
それを実施するとコストが高くなったり、対策がより進んでしまうことを懸念しているのかわからないけれど、導入されることはなさそうな感じではあるけれど。
また2023年も引き続きTOEIC L&R Testを頑張っていくためにも、アビメ分析もこのまま継続していこう。
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