母の前では父の出来ることが少ない

日々の生活

わたしには1歳の子どもがいる。

自分に子どもの親が務まるのか不安だったが、子どもは割と勝手に成長していく。

その成長速度は想像以上で、1週間見ないだけでも結構変化が感じられるレベルだ。

よく子供の成長が早い、という話を聞いて少し疑念を抱いていたが、全くその通りだった。

子どもは勝手に成長するとはいうものの、やはり親がご飯をあげたり、お風呂に入れたり、と身の回りの世話をしなくてはならない。

そうしたことをする中で、ふと感じたのが「母親の前では父親が出来ることが少ない」というものだった。

特に生後生まれてすぐから、乳幼児の間はとりわけそう感じる。

何をするにしても母親の「手伝い」をするレベルでしか関われないという思いをよく抱いていた。(この「手伝い」という言葉を考えなく使うと反感を買う可能性があるので、あまり使わないようにしたい)

1歳を過ぎてからは、ご飯をあげたり、寝かしつけをしたり、一緒に遊んだりすることもある程度のレベルで出来るようになったものの、やはり機嫌が悪かったり、具合が悪いときなどは母親でないと対応できない。

これはある意味「鶏が先か、卵が先か」の問題で、端っから諦めているから出来ないんだ、という意見もあるかもしれない。

しかし、それでも決定的にに届かない何か壁があるような気がしてならない。

『父として考える』のなかで東浩紀氏が「夫婦で子育てと言うけれど、具体的に男親はなにができるのかという戸惑いは強かった」とあるが、まさしくその通りに感じる。

これはもちろん、あくまで個人的な意見であって、そんなことはないというお父さんも世の中にはたくさんいるのかもしれないけれど。

今後、子育てを続けるなかでこの認識が変化していくのかわからないが、まずは自分の出来ることをしていく他ない。

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