割と本を読む方だと思うが、読んだ本の内容を覚えているかと聞かれると自信はない。
なんとなく内容を覚えてはいるものの、人に説明せよと言われると言葉に詰まる感じ。
本に線を引いたり、書き込みを入れてみたりすることで、多少は記憶のトリガーになったりするが、それでも時間が経つと忘れてしまう。
もちろん意識的には思い出せないにしても、何かがきっかけとなって「あの本に書いてあった」と後々にヒントになることはあるので、読むことが完全に無駄というわけではない。
ただ意識的に本の内容を覚えておくためには、結局その本を何回か読んで記憶に刻み込むしかない。
この辺は勉強と同じで、復習した回数が多ければ多いほど、当然ながら記憶に定着する確率も高まる。
しかしながら、世間一般では「一度読んだ本を復習せよ」とはあまり言われていないように思う。
読書術系の書籍などでは記憶の定着のために必要な方法が説かれていて、そのなかで複数回読むことが推奨されているとは思うが、世の中的にはそこまで浸透していないような。
一度読んだら終わりという意識が強いのは、小説や物語などは一度ストーリーを知ったら2度読む必要はないと思ってしまうからだろうか。。。
小説も名作と呼ばれるものは何度読んでも新しい発見があると言われるので、上記は的外れなような気もするけれど。
かくいう自分も1回読んだ本は2度読むことはそこまで多くなかったのだが、ここ最近は一度読んだ本をもう一度読むことを試している。
いざやってみると、結構内容を覚えている本もあれば、まったく何が書いてあったかも思い出せない本もあり、後者の本に出くわすと、「自分は何をしてきたのだろうか」という思いに駆られ悲しくなる・・・。
せっかく買った本でも内容を少しも覚えていないと何の意味もない。
新しい本を買いたくなる欲求を抑えて、今持っている本をもう一度読み、再度内容を理解しようとする方が自分にとって有益な気がする。
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